1年8ヶ月ぶりのFM三昧の1日!
物心ついたころから、音楽が無いと生きていけないタチです。
ホーチミンに来ても、休みの日は一日中音楽を聞きながら、本を読んだりブログを書いたりしている事が多い。
音楽を聞くと、“その時”に何をしていたか?どんな生活をしていたか?を鮮明に思い出す。
高校生の修学旅行先の京都で、同じく修学旅行で来ていた北海道の女子高生と仲良くなり、もう一度、会うために一生懸命パン屋でアルバイトをして、貯めたお金で内緒で北海道を訪ねた。
今の様にスマホのナビなど無く、彼女に書いて貰った住所を頼りに、バスを乗り継ぎ吹雪の中、買ったばかりのダウンジャケットの肩に雪を積もらせ、彼女の家を探した。
やっと到着した家に彼女はおらず(アポ無しなので、当然。。)、お母さんからアルバイト先の住所を聞いて、さらに激しくなった夜の札幌を歩いた。
京都で会った私が突然、目の前に現れ、彼女の驚いた顔は、35年経った今でもハッキリと覚えている。
吹雪の中を歩きながら、初代ウオークマンで聞いた曲は、今、聞いても少しだけ、胸の奥がすっぱくなる。
今でも、日本では恋愛をしない若者が多いのでしょうか?
息子には、
1)死なない
2)五体満足でいる
これだけは親に約束をして、後は何でも好きな事をする様に話してきました。
男はつらいよの中で、寅さんが言っていますが、若い時は死ぬほど、恥ずかしい恋愛をしなくてはいけません。
失恋なくして、一人前の大人には慣れないと思います。
お父さんは、ホーチミンで恥ずかしい失恋を沢山しているんだよ。。。
あっ!この歳で失恋する必要ないか。。。
と、キチンとオチた所で、やっとFMの話しです。
日本にいる時、最後の数年はメチャクチャな生活をしていました。
50歳も過ぎれば、普通は、家庭があり、ある程度の収入があり、人生で一番充実した生活を送っている頃でしょうか。
私と言えば、昼と夜のアルバイトを掛け持ちしていました。
夜は西麻布の京料理店を任されていたのですが、住む家がなく、店に寝泊まりしていました。
畳の部屋があるので、ゴロッと横になるだけです。
冬は暖房を付けても寒くて我慢できずに、最後は寝袋を買って寝ていました。
風呂が無いので、24時間利用出来るスポーツクラブに入会して、閉店後、シャワーを浴びにいくのです。
1週間で身体を休めることが出来るのは、料理店が休みの日曜日の夜だけです。
あ〜っ、明日から、又、1週間始まるのか。。。と思い、六本木通りを歩きながら、iPhoneのradikoで聞いていたのが、j-wave日曜日の午後8時からの、TRAVELLING WITHOUT MOVINGです。
聞き始めた頃は、野村訓市さんがキザっぽく、違和感があったのですが、モソモソっとした話し方が徐々に好きになり、番組が始まる時間帯に合わせて、六本木通りを歩く様にしました。
日本を離れてから、この番組をずーっと聞きたかったのですが、rajikoは海外からアクセスできません。
そして、週末、こちらで世話になっている方が契約しているVPNのアカウントを教えて貰い、思いっきり、久しぶりに聞くことが出来ました。
番組の冒頭で流れる、テーマを聞いた途端に当時の事を思い出し、涙腺が緩んでしまいました。
50歳過ぎると、男はあちこち、緩んできます。。。
順序が逆になって、ごめんなさい。
日曜日の午前中に必ず聞いていたInterFMの番組もあります。
これは、スーパーのバイトの昼休み、上島珈琲で珈琲とBLTサンドを食べながら、必ず聴いていました。
午前11時からのLazy Sundayです。
DJのGeorge Cockleさんと渡辺麻耶さんの掛け合いや、選曲が南国っぽくて、聴いている時だけ仕事を忘れ、何とも幸せな気分に浸る事が出来ました。
さて、このプログラムも久しぶりに聴いたのですが、あることを思いつきました。
そうだ!番組にメッセージを送ってみよう!
さて、メールを読んで貰うには。。。
“食”について、番組で良く取り上げられているので、朝、レタントン通りで露天のオバちゃんから買った、麺(Bánh cuốn)の画像も添付して、ベトナム発のメッセージと言うことにしよう!
宝くじではありませんが、どうせ、メッセージは読まれないだろ〜な。。。と思っていたら、渡辺麻耶さんが、
次のメッセージはホーチミンのTAMAさんから。。。。
お〜!!
思わず年甲斐もなく、喜びのあまり、ベッドの上で、のたうちまわる私。。。
メッセージ読んで貰っちゃいましたね。
送った画像を見ながら、George Cockleさんも“これで75円!”と驚いていました。
さて、最近引きこもりがちの私ですが、日曜日の楽しみが出来ました。
rajikoバンザイ!ですね。
VPNと言うサービスを使えば、世界中どこからでも、聴くことが出来ますよ〜!