ホーチミンで絶世のロシア美人と仲良くなった日
あちこちで書いていますが、私はレタントン通りに面した、“ヘム”と呼ばれる日本人街に住んでいます。
※実は、夜だけ“守破離”と言う唐揚げ屋を手伝っています。。。ただし、2018年5月末に私は引っ越す予定。
昨晩の事です。。。
店番の最中、外の空気でも吸いに。。。と外に出た途端、ロシア美人2人から声を掛けられました。
この2人の事は知らない訳ではありません。守破離の向いのアパートに住んでいるのです。
服装やメイクを見ても、恐らくはお水っぽい商売の方々だと思います。
なぜ、ロシア人って分かるかって?
英語で話し掛けられているのですが、喋るアルファベットが左右反転しちゃった様な、どう聞いても“ロシア語”なのです。
私の耳にはこんな風に聞こえる。。。
“Жареная курица”
ちなみに、これは、“唐揚げ”と言う単語みたいです。
さて、ロシア美人なのですが、私を見つけるなり、“英語は話せるか!?”とかなり焦った様子です。
私:“ちょっとだけ、話せる”
ロシア美人:部屋の鍵が開かずに、中に入れないので、助けて貰えない?ペンチの様なツールは持ってる?
美人の一人が手に安っぽい鍵を持っています。
よっしゃ~!
国の東西を問わず、寅さん同様、美人は大好物です。
自分の部屋まですっ飛んでいき、プライヤを持って二人の元に。。。(あったよ〜)
アパートメントはお店の真向かいなのですが、住人が出入りする度、鍵を開け閉めするので入ったことは勿論、中を覗いた事もありません。
二人の後にくっついて階段を上ります。
ホーチミンの知らないアパートの薄暗い階段をロシア美女と上る。。。
この独特のアウエー感、とっても場違いな感覚、ちょっと危険な雰囲気大好き!
5階が彼女たちの部屋の様です。
階段の踊り場を挟み、2部屋のドアが向いあっています。
片方のドアは開いています。
ペンチを持ってくるように言われたので、てっきり、鍵が曲がってしまって鍵穴に入らないのか?と思っていたら、どうやら、鍵を無くしてしまった様なのです。
彼女から手渡された鍵ですが、これは、向いの部屋の物らしく、同じ鍵で開くだろう。。。との事です。
1つの鍵であちこちのドアが解錠出来たら、“鍵”の意味がありませんね。
大丈夫か?ロシア美女達!
一応、鍵を差し込んでみる。
種類の同じドアの鍵なので、入るのですが、当然回らない。。。
一人が私が持っているペンチを指差し、“それ”でこじ開けられないか?との事。。。
パイプレンチだったら、取っ手ごと、バキッ!と回せるかもしれませんが、私が持ってきたのは、先の細いラジオペンチです。
大家さんに、鍵を借りたら?とも話したのですが、それもダメ。
さらに、一人が体当たりのジェスチャーを私に見せます。
ドアの上と下を両手で押してみましたが、ドアが薄いので結構、曲がります。
と言ったって、鍵を無くしたロシア人に頼まれ、ドアをぶち破りました!なんて大家さんにバレたら、警察に捕まってしまうかもしれません。
隣の部屋のベランダからスパイダーマンみたいに入ったら?と聞きましたが、それも不可能らしい。
結局、二人からキスをされて(されない!)お礼を言われ、お店に戻ってきた私でした。
ホーチミンは色々な事があって本当に楽しい。。。