氷を運ぶお兄さん ホーチミンの日常風景
”太鼓の太鼓のお兄さん。。。”と書いて、“ピン”と来る方はどれくらいいるのだろうか?
ピースの又吉直樹さんの直木賞受賞作品、火花の中に登場するシーンです。
このフレームがむき出しになった、バイクの荷台に乗っている物が何か?分かりますか?
ベトナムに住んでいる人であれば、一発で答える事が出来る、ベトナムあるあるなのです。
これ、実は“氷”なんです。
ベトナムにはカフェが本当に沢山あります。
中心地であれば、数十メートルおきにあると言っても、嘘にならないくらい。。。
ある程度の規模のカフェやレストランであれば、厨房に製氷機があると思うのですが、道端でおばちゃんが一人でやっている様なお店は、氷のデリバリーを利用します。
街中を走る、この氷を乗せたバイクの数といったら。。。
氷を運ぶといっても保冷の箱にいれる訳ではありません。
メッシュの袋に詰め込み、大量に積み上げ運ぶだけです。
当然、ホーチミンの炎天下ですから、運ぶ先から、どんどん氷が溶けていきます。
信号待ちで止まると、氷が溶けた水がボタボタと滴ります。
配達に行ってきま〜すと出かけて、1軒目の配達先と最後の1軒では、氷の大きさが全然違うでしょうね。
バイクも常にびしょ濡れの状態なので、これで、良く走っているな〜と感心する位錆びているものが多いです。
ベトナムに来る事があったら、見つけてください。