フエで製造された芋焼酎をホーチミンでじっくりと味わう。そして酔っ払う
何回かブログに書かせて貰っていますが、フエフーズ・ジャパンさんの手伝いをさせて貰っています。
前回は芋焼酎を作る、一通りの工程を撮影しました。
撮影商品として、一通りのお酒をお借りしているのですが、飲まないと記事が書けないじゃなか〜!と言う事で、昨晩、開封してしまいました。
これって、飲んでしまって良いのだろうか。。。まあ、良しとしましょうか。。。
酒屋さんで買ってきただけのお酒ではありません。
原料となる“芋”はどんな畑で誰が収穫しているのか?見てきましたからね。。。
最初の一口を飲む時は芋掘りおじいさんの笑顔を思い出しました。
幼稚園の時に芋掘りに行った、茶色い湿った土の畑とは全然違います。
これで良く作物が育つな〜と言う位、荒れた土です。
木陰が一切無い、炎天下の下、何歳くらいだろうか?相当ご高齢のおじいさんが、裸足で黙々と鍬で白い芋を掘り起こすのです。
機械は一切使いません。掘った芋はかごに入れ、手で運ぶのです。
こっちは撮影で行っただけなので、30分後にはエアコンをガンガンに効かせた、車の中で“ハァ〜。暑かった〜。”と言えますが、あのおじいさんは一日中、裸足で芋を掘っているのです。。。
掘った芋は、トラックでフエフーズ・ジャパンの工場に運ばれます。
芋は重い。。。
土の付いた芋を巨大な芋洗洗濯機の様な機械でゴロゴロとキレイにした後、傷んだ所やヘタを取り除くのは、全て手作業です。
一度の仕込みで使う芋がなんと9トンです。
この作業も延々と続くのです。。。
今回、頂くのは、芋焼酎“いもの花 咲いた”です。
創業者が“才田家”なので、商品名の“咲いた”は掛けているのでしょうね。
ビール、バーボンはホーチミンでも時々飲みますが、焼酎は日本を出てから初めてです。
つい、BS放送の吉田類さんの酒場放浪記を思い出しました。
先ずはストレートで頂きます。
鼻を近づけると、プーンと“芋”の良い香りがします。
遡っていけば、フエのおじいさんが掘った芋ですからね。
すんなり飲める本格的な芋焼酎です。
基本的に酔っぱらえる物であれば、なんでもOKの私です。
つまみは要らないのです。
香りを楽しむのに、途中からお湯割りにしました。
果たして、預かった商品なのですが、飲んでしまって良かったのだろうか・・・
調子に乗ってボトル半分飲んだ所で撃沈。。。
好きなのですが、大して量は飲めないのです。
今晩は、ベトナム人の友人の家に招待されているので、持っていって飲んで貰いましょうかね。