ホーチミン1区のロシアンマーケットに行きました。頭から湯気の出るような冬服がイッパイ
先日、ブログで知り合った方からメッセージを貰いました。
“ホーチミンに行った時に、買うことが出来なかったバッグがあるので、ロシアンマーケットに行けませんか?”との事。
どうぞ。どうぞ。。。幾らでも対応しますよ!
ロシアンマーケットは、聞いた事があるのですが、まだ、行ったことがありません。
スキンヘッドのオジサン、今日は暇なのです。(今日“も”ですね)
昨晩計画した、本日唯一の予定は“一日中、Miles Davisを聴く!”です。
先日、たまたま、iTunesで発見してしまったのです。
The Final Tour (The Bootleg Series, Vol. 6)
Miles DavisとJohn Coltraneの名ライブ演奏を集めた作品です。
なんとCDでは4枚組!こんな素晴らしい演奏を聴きたい!と思った瞬間に1クリックで楽しめるのは素晴らしい事ですね。
JAZZに興味の無い方、失礼しました。
さて、ロシアンマーケットです。
2区の私のアパートからは、道が空いていれば、15分程度で行くことが出来ます。
何故、ホーチミンのど真ん中で“ロシア?”と言う疑問なのですが、ロシアに留学していた学生がベトナムに戻り、2000年に設立したらしいです。
建物にもロシア語表記があります。
建物の中は、アメ横をさらに凝縮した様な、ベトナムらしいマーケットです。
ロシアンマーケットと言う名の通り、冬物衣料が山積みになっています。
ピーカンの中バイクを走らせ、やってきたので、暖かそうな服を見ているだけで、スキンヘッドの頭から湯気が出そうです。
それにしても、ニットの帽子、手袋、ダウンパーカー、セーターまで見事なラインアップと物量です。
暑いホーチミンにあるのが、勿体無いくらいです。
私にとっては、助かります。
片道切符でベトナムに来たので、日本には帰るつもりはありません。
日本を出る時に、冬物の衣料を全て処分してしまったのです。
なので、万が一、冬に日本に帰る必要が発生した時には、一式買い揃える必要があるのです。
衣料だけで無く、アウトドアメーカーのバッグも充実しています。
ベンタイン市場やサイゴンスクエアと言った、バッタモンマーケットより、安い様な気がします。
ローカル市場で買い物をする際に、“本物か?”“ニセモノか?”と言う問題がありますが、ロシアンマーケットのバッグは素材や縫製などしっかりしています。
仮に、ニセモノだとしても、この価格だったら、お買い得だと思います。
ロシアンマーケットにはファッションブランド系の商品はありませんが、バイクを運転していると、ブランド商品を持っている女性を良く見かけます。
Louis Vuitton、CHANEL、GUCCIなどが多いでしょうか。
正規販売店で購入すれば、数十万円の商品です。
バイクを運転している彼女達の年間の収入に匹敵する様な価格です。
と言うことで、ロシアンマーケットに来る途中で見かけた、彼女たちの、Louis Vuittonのスカーフも、CHANELやGUCCIのバッグも偽物でしょう。
本物を持ち歩く様な人は一部の富裕層で、移動には自家用車を使いますね。
私は日本から持ってきたCOACHのショルダーバッグを使っています。
ブランドに一切こだわりはありませんが、柔らかな革とデザインが気に入っているので、大切にしています。
一流ブランドの商品はとても丁寧に作られています。皮の縫い合わせや細部の仕上げは美しいですね。
でも、GUCCIのパンツを履いているからと言って100mを9秒台で走れる訳では無いし、Louis Vuittonのスカーフを巻いていたからと言って、雨に濡れないわけではありません。
バイクの波に飲み込まれ、排気ガスまみれになって走っている限り、高価なブランド品を持つ意味、必要性はないのかな?と思います。
ベトナムでは、ブランド品を持っていたからと言って、何の自慢にもなりません。
粗末な物を身につけ、質素な食事をしている一家が楽しそう〜に生活をしています。
日本からくる方は、せっかくの海外旅行ですから、買い物も楽しいと思いますが、出来れば“どうすれば前を向いて、幸せに生きる事が出来るか?”と言う事もベトナムで感じ取って欲しいと思います。
昔、テレビでエンペラー吉田さんが言っていましたね。