Xデー、ついに決定!先の見えない人生こそが楽しいのです。
「一瞬先は闇」と言う言葉がありますが、私の置かれている状況も大して変わりません。
寅さんと同じ様に、指の先っちょをチョロっと舐めて、風に身を任せて生きています。
貯金がゼロだろうが、海外で暮らしていようが、「元気で上を向いて」いれば何とかなるものです。
でも私の場合は「闇」ではないかな?
目隠しこそされていますが、銃声や悲鳴が聞こえたり、火薬の匂いなんてしてきません。
花の良い香りや鳥のさえずりが聞こえてきます。
さて、目隠しを外された時、目に何が映るのか?ワクワク、ドキドキなのです。
そして「目隠しが外れる日」が決まりました。
その、Xデーは2019年の1月27日あたりです。
1月27日から2月8日の間、宮崎県に出稼ぎ(実習生)に行っているガーさんが故郷のドンホイに一時帰国するのです。
契約が終了する来年の12月まで帰国する予定は無かったのですが、運悪く私と知り合ってしまったのです。
少々無理を言って、旧正月に帰ってきて貰う事にしました。
旅費は出してあげるつもりです。
毎日、メッセージのやりとりをしているので、なんとなくお互いの事は分かっている様なつもりですが、なんと言っても会ったことがないのです。
老い先短い私として、会ったことのない女性と1年以上もメッセージのやりとりだけ続けるのは、少々厳しいのです。
当初、一旦ホーチミンで会って、食事をしたりして、その後一緒にドンホイに行く予定でした。
事実上、ホーチミンでの見合いになりますね。
なぜ、最初に二人だけで会うか?と言うと、私も過去に経験があるのですが、ベトナムの田舎で客人の歓迎ぶりは強烈なのです。
日本人なんて来ようものなら、親戚一同は勿論、近所のジジババまであっという間に集まってきます。
「オラ、外国人始めて見ただよ」
「背、でっけ〜な〜」
「どうして、髪の毛がないんだべか」
「オラ、サイン貰うべ」
何時も田舎の人々の会話を書く時になまってしまうのですが、実際に地方は相当方言が強いらしいので、当たらずといえども遠からず。。だと思います。
日本語を話せるのは、ガーさんと私だけなので、人がいようと関係ないのですが、大勢の人に囲まれて「ご趣味は何ですか?」「子どもは何人欲しいですか?」なんてね。。。
結局、彼女日本〜ハノイ〜ドンホイルートで帰国する事になりました。
私は一人でドンホイに行きます。
彼女がドンホイの空港まで迎えてに来てくれるそうです。
2人の娘さんや両親と積もる話しもあるでしょうから、帰郷して2〜3日後に行きましょうかね。
となると・・・ドンホイの空港で初めて会うことになります。
どんな顔をして行けば良いのだろうか?
私の顔は知っているので、カツラを被ったり、変装する必要はありません。
何時も通りの短パンで良いのだろうか?
今では死語かもしれませんが、文通していた友達と初めて会う様な心境です。
ワクワクドキドキがある人生は楽しいのです。`