さて、独身最後のクリスマスになるのだろうか?午前3時の珈琲を楽しむ
「ガリガリ、ゴリゴリ。。。」午前3時の部屋に珈琲豆を挽く音が響きます。
昨晩、日本語の授業が早めに終わり食べに行ったラーメンがいけなかったのか?昼間珈琲を飲みすぎたのか?ベッドに入った後に見たYouTubeがダメだったのか?
※どれもダメです。
多少、はウトウトしたのですが、午前3時で諦めて起きることにしました。
テト明けには、勤め人になるので、それまでは好き勝手生きる事に決めています。
日本ではガーさんが起きた頃なので、メッセージを送信してみましたが、案の定「起きるには、早すぎる」との返信です。
・・・と言われたって、目が覚めてしまったものは仕方ありません。
午前3時に飲む物ではないかもしれませんが、珈琲を淹れます。
開け放った窓から「ガリガリ、ゴリゴリ」と豆を挽く音が漏れます。
外から人の話し声が聞こえますが、「何の音?」と思ったでしょうね。
こんな時間に珈琲を飲んでいるのは、私と受験生くらいでしょう。
そして、このブログを書き始めたのですが、カレンダーを見ると、12月17日ではないですか。
日本では師走真っ只中ですね。
昼間は30度を余裕で超えるホーチミンでは全く実感がありません。
それに、あと1週間でクリスマスではありませんか。
これはもっと実感がありません。
ホーチミンの日本人街に住んでいた頃は、あちこちの店舗がイルミネーションで飾られていましたが、今、住んでいるローカルエリアではあまり見かけません。
去年のクリスマスは何をしていただろうか?
思い出せないという事は、寂しいクリスマスだったのでしょうね。
日本に住んでいた時は、京料理の店で働いていたので、クリスマスフェアでドタバタ忙しくしていました。
小さな子供でもいれば別ですが、一般的な50歳過ぎのクリスマスってどうなのでしょう?
頭に紙製の三角帽子を被り、新橋あたりの飲み屋で熱燗を一杯やっているのでしょうか?
私が子供の頃、我が家にもサンタクロースが来たことがあります。
24日の晩、家族で夕飯を食べていると、「ブーッ」と車が家の前に停まった音が聞こえました。
父親が「サンタさんだ!」と外に出ていきます。
「車かい!?」なんて突っ込みませんよ。
子供ながらに「サンタさんは車で来るんだ〜」と思っていました。
部屋に戻った、父親は「サンタさんから」と言って、ミニカーのセットを私にくれました。
プラスティック製のケースにミニカーが10台くらい入っていたのを覚えています。
息子が産まれると、今度はこっちがサンタ役です。
元嫁は、12月になると、あっという間にクリスマスツリーを飾り付け、25日の夕方にはサッサと片付けるカッチリ真面目な性格でした。
パッチワークも趣味だったので、アンティークのベッドには、手作りの大きな靴下もぶら下がっていました。
子供が幼稚園の頃だったでしょうか?プレゼントが何だったのか?忘れてしまいましたが、お子ちゃまが熟睡した頃、そーっと靴下にプレゼントを入れ、寝息を立てている息子のベッドに潜り込みます。
そして、25日の早朝。。。息子が突然ガバっと身体を起こしたかと思うと、手を伸ばし靴下の中を探っています。
私は、その様子が可愛らしくて、薄目を開けて見ていました。
靴下の中に入れた手にプレゼントが当たったのでしょう。
息子は小声で
「サンタさん。ありがとう。」
と一言だけつぶやき、またベッドに潜り込みました。
子供はこの頃が一番可愛いかもしれませんね。
さて、残念ながら、今年のクリスマスも予定はありません。
ただ、来年はガーさんが帰国する予定です。もし、破局せずにお付き合いが続いていると、一人きりのクリスマスは今年が最後かもしれません。
一人、アパートで酒でも飲んで過ごしましょうかね。