片っ端から迷惑メールにする そして娘が増えるのであった。。。
仕事を辞めた後で、やりたかった事。。。
書き出すと、枚挙にいとまがないのですが。。
「枚挙にいとまがない」この作家の様な表現、一度使ってみたかったのです。
「スマホを持ち歩かない!」
別に、スマホを家に置いたまま、出勤すれば良い事なのですが、そういう訳にもいきません。
スマホの前は携帯電話、さらにその前はポケベルでした。
ポケベルを最初に持たされたのは、リフォームの仕事をしていた時でした。
当時、工事部の主任をしていた私は軽のワンボックスに工事道具を詰め込み、現場から現場へと忙しく飛び回っていました。
実際に工事の手伝いをする事は殆どなく、親方に飲み物を差し入れしたり、クレーム処理が殆どでした。
それにしても、まあ、頻繁にポケベルが鳴りましたね〜〜。
ポケベルはベルトに引っ掛けるタイプだったのですが、仕事中、「純喫茶で密会♥」をしていても、これまた仕事中「テレクラで、着信を超!集中モードで待っている時」でも、なんとなくベルト付近に意識がいってしまうのです。
※テレクラ:懐かしいですね。歌舞伎町と山本晋也監督を思い出しました。
その後、携帯電話の利用料が安くなり始めたあたりで、私も会社から支給されます。
個人で持っている人など、いなかった時代なので、「え〜っ!携帯電話持ってるの〜」なんて言われましたね。
ドコモの「これぞ、通信機器」という色気の無い真っ黒な電話でした。
これまた、頻繁に鳴るんですね。
会社支給なので、基本的に電源を切ってはいけないんです。
着信音だって、今のスマホと違い、電子音でやかましかった記憶があります。
そのうち、マナーモードの存在に気が付きます。
かれこれ、20年以上経つと思いますが、スマホになった今でも、ずーっとマナーモードで使っています。
何をしていても突然鳴り出す、電話の着信音やメール受信音が嫌いなのです。
起業して、iPhoneを使い始めた頃から、メールをPCだけでなくスマホでも確認出来る様に設定しました。
“Gmail”の普及ですね。
当時は、
メールや電話=お客さんから仕事の依頼=お金
だったのでスマホが鳴ると、「はい!諸川です!」なんて、喜んで対応をしていました。
花畑牧場の資材を担当させて貰っていた時は枕元にスマホとPCを置いて寝ていました。
夜中だろうが、明け方だろうか?資材注文のメールが入るのです。
スマホがブルブルすると、PCから「ありがとうございます!直ぐに手配致します!」と返信します。
でも、30歳〜40歳〜そして、50歳でベトナムに来ると、ポケットのスマホごときに、ビクビクする事が馬鹿らしくなります。
昨日〜一昨日で、殆どのメールを「迷惑メール」扱いにしてしまいました。
つまらないメルマガは勿論、インスタ、Twitter、Facebookなども全てです。
お陰でスマホが鳴るのは、「ガーさんからのラブコール♥」位です。
目の前の事に集中するには、余計な物を排除する事が大切だと思います。
さて、娘が一人増えました。
昨晩の日本語授業なのですが、テーマは「自分の家族について」でした。
家族構成や家族の紹介をして貰うのです。
「私の家は8人家族です」
「私は5人兄弟です」
などの生徒からの回答に対して、私は
「家族が多いと楽しいね〜」とか「大勢でご飯を食べると美味しいね〜」などと返答をしていました。
最後の女性に同様の質問をした所、「母親と二人暮らし」との事です。
今の日本だったら、全然、珍しくない事なのですが、ここベトナムにおいてはかなりのレアケースです。
それもあまり愉快ではない理由が想像出来ます。
ただ、テキストに書いてある設問だし、いきなり話題を変えたらわざとらしいです。
その後、彼女は経緯を話してくれました。
50歳過ぎて、涙腺が緩んでしまった私は授業中なのに、ウルウルしてしまいました。
詳しく書くわけにはいきませんが、まあ、「壮絶な人生」です。
彼女は、今、実習生として広島に住んでいます。
日本語能力検定2級を持っていますが、とても日本語が上手なのです。限りなく1級に近いと思います。
帰国後は日系企業で働くのが夢だそうです。
彼女は勿論、苦労をした60歳のお母さんにも幸せになって貰いたいですね。
年末年始を利用して、ベトナムに一時帰国するとの事なので、会う約束をしました。
私は来年の2月以降、実習生送り出し機関で働く予定なので、将来彼女の為に何かしらお手伝いをしてあげられるかもしれません。
こう言う事ならガーさんも許してくれるでしょう。
なんだか、女性にばかり特別扱いしている様ですが、男性にも優しくしているのですよ。