めし屋の看板娘に恋をする in ホーチミン
「めし屋の看板娘に恋をする」
なんだか山田洋二監督の最新作の様です。
BLOGに、しょっちゅう登場していますが、私の身体は3軒のレストランの食べ物で出来ています。
その中に一軒の、めし屋があります。
十数種類のおかずの中から好きな物を選ぶ事が出来ます。
ちなみに、いつも3品を注文して40000VND(約200円)です。
味付けが濃く、美味しいので、私は毎日通っているのです。
コテコテのローカルレストランなので、日本語なんて話せるスタッフは一人もいません。
夫婦と、若い娘の3人で切り盛りしています。
言葉が通じないとは言え、1日も休まずに通う客なんて、そうそういないでしょう。
それなりに、結構、コミニュケーションが取れています。
時々は身振り手振りで冗談を言い合います。
店主は40歳半ばでしょうか?
なかなかの2枚目で、昭和の映画に出てきそうです。
おかみさんはグッと控えめなのですが、私の事を満面の笑みで迎えてくれます。
そして、日本で言うと看板娘になるのでしょうか?若い娘さんがいるのです。
必ず店にいるので、高校卒業後手伝っているのでしょう。
という事は、18歳か19歳という事になります。
でも、彼女には18歳であって欲しいのです。
18歳と言うと、女の子から女性になりかけの、なんとも簡単に触れてはいけない様な雰囲気なのですが、19歳は大人の女性の一歩手前です。
そう!彼女は18歳なのです!
ローカルレストランなので、エアコンなんてありません。いつも、額と首筋をキラキラさせて一生懸命働いています。
彼女に限らず、どんな所に行っても、最初は誰でもサングラスを掛けたスキンヘッドのおっさんに、ギョッとしますね。
彼女とも全く、話す事は無かったのですが、最近は毎回、たどたどしい日本語を話しかけてくれるのです。
無遠慮に話しかけてくる訳ではありません。
食事が終わり、お金を払う時に、一瞬『えーと・・』と上を見上げ、そして、照れながら話してくれるのです。
ちなみに、今日は
『くま』
『いぬ』
でした。
「どうして、熊と犬なの?」
などと彼女に失礼な事を言う諸君は“⌘W”で、お引き取り頂きたい!
日本人の客なんて私だけだし、彼女は日本語を習っている訳でも無いのです。
毎日やってくる、謎の日本人に話してあげようと、毎日、幾つかの単語を勉強しているのです。
2年4ヶ月も住んでいるのに、数字さえ発音する事が出来ない私に比べてなんと、健気なのでしょうか。
食器を洗ったり、食材をカットしたり、店の中を行ったり来たりしているのですが、何処からか私が食べているのを見ているのでしょうね。
私が食べ終わる頃になると、すーっと、釣り銭が置いてある所で、私が来るのを待っているのです。
可愛いね。
19歳の女性とはお付き合いした事はありますが、18歳となると、これはズバリ犯罪でしょう!
違う違う。。。私には、結婚を約束したガーさんがいるではありませんか。
でも、この可愛さは別腹ですね。
これだけ年の差があると、女性と言うより、犬や猫の赤ちゃんを触る時の「お〜〜ヨチヨチ」に近い感覚です。
明日は、どんな日本語を話してくれるのだろうか?
たった、二言三言ですが、一体?何を見て単語を覚えているのでしょうかね?
おっと?待てよ?
確か伊丹十三監督の「マルサの女2」で三國連太郎さん演ずる教祖様が孫の様な洞口依子さんとの間に子供を作るシーンがありました。
という事は、53歳と18歳は、セーフ??
いやいや。。。打ち止め宣言をしたばかりではありませんか。