若いベトナム人にしてあげられること。あれっ?何時から真面目になったのだろう?
今日も、朝の授業が終わりました。
毎日、数時間ベトナム人に日本語を教えています。(オンライン)
日によってバラツキはありますが、1日に20人程度のベトナム人と会話をしています。
用意されたテキストに沿って教えているのですが、参加人数が少なかったり、テーマが簡単で時間を持て余してしまう様な時には脱線をします。
彼らの会話から、ベトナム人の生活や、実習生の実態や実生活なども見えてきます。
実習生は職種によって、そこそこの給与を貰っている人間もいますが、日本行きの為に掛かった費用の返済やベトナムへの仕送りで大半は消えてしまいます。
大抵、慎ましい生活をしています。
今朝、授業をした女性、いや、まだ19歳なので女の子ですね。
彼女は岡山県の専門学校に通っています。
レストランの厨房でアルバイトをしていますが、最近、ラーメンが作れる様になった事を嬉しそうに話してくれました。
「最近、友達と遊びにいきましたか?」と言う設問があったのですが、友達とドン・キホーテに行ったそうです。
ドン・キホーテには色々な物があるので、お気に入りらしく、ニットの帽子、手袋、長袖のシャツ、靴下、化粧品を買ったそうです。
8000円も掛かってしまったらしく、悲しそうな声で話してくれました。
一緒に行った友達は何か買いましたか?とも質問をしたのですが、友達は何も買わずに見ていただけだそうです。
あれだけの商品があるのですから、必ず「欲しいな〜」と言う物はあるはずです。
むやみに物を買ってあげるのは、単なるおバカですが、親元から離れ日本で暮らしている彼女達の話し聞いていると、何だか可愛そうになってしまうのです。
こうなると、爺さんが孫を甘やかすのと同じ心境です。
ドンキでいきなり、ダイソンの掃除機が欲しいと言われると困るのですが、何でも好きな物、言ってごらん・・・となってしまいましね。
また、テレビで日本の露天風呂を見る度に「行ってみたいな〜」と思っているらしいのですが、これもなかなか難しいですね。
温泉だって、連れていってあげたいですね。
小遊三師匠ではないので、「一緒に入ろう♥」なんて言いません。
ブログを読んて頂いている方には「何時もの女好き」と思われてしまいますが、これは女性に限った事ではないのですね。
先日行ったハノイの実習生送り出し機関であった生徒達は男女を問わずとても可愛かったですね。
ヒゲの剃り跡が青々とした生徒だっていますよ。
月並みの表現ですが、本当に目がキラキラしているのです。
本当の田舎で育った彼らは純真で、日本に行くことに対して、半端ではない期待と不安を持っています。
お父さん、お母さんだって、可愛い我が子の事が本当に心配でしょう。
威張って言える事ではないのですが、私は本当に冷酷な人間なのですね。(良い子は真似をしないように)
でも、こう言った、弱い立場の人たちには本当に面倒見が良いのです。
現在のオンラインの授業でも、ベトナム人の友達が増えて「先生、こんにちは!」とメッセージを貰っても「すみません。。。どちら様だったでしょうか?」と言う状態です。
これがテト開けから一気に数百人になります。
これはお金と時間が幾らあっても足りません。
機関で何年働くか?分かりませんが、自分の教え子が日本で働き、ベトナムに戻ってきて活躍する姿を見届けたいですね。
後々「結婚しました!」とか「子供が出来ました」なんて、メッセージも届くかもしれません。
メッセージの最後は彼らへの「TAMA先生が亡くなりました。チーン。」で終了となります。
なんだか、段々、正しい生き方になってきましたね。
あっ!
病気になったら、
「先生は病気になってしまいました。お金を送ってください」
バイクが古くなったら、
「先生はアメリカのハーレーダビッドソンと言うバイクが欲しいです」
って、メールしようかな。
500人いれば、借りに一人200000VNDでも、100,000,000VND(約500,000円)集金出来ますね。
よし、目指せ!友達500人!
いや、1000人!