やっぱり偶然なんてないんだね。天文学的確率の偶然 in ハノイ
3日間の日程で、ベトナム人実習生送り出し機関に招待して貰ったので、ハノイでの出来事を毎日ホテルですか書こうか。。などと甘い考えでおりました。
蓋を開けてみれば、毎日、初体験の連続で、ホテルに戻った途端にシャワーを浴びてバタンキューなのでした。
そんな中、「えー!」なんて感嘆符では、全然足りないトンデモナイ確率の出会いがありました。
送り出し機関には、日本の学校で言うところの職員室があるのですが、案内されて中には入ったところ、「君の名前は、青山くんか青木くんか?」という紺色のリクルートスーツを着たベトナム人青年がチョコンと座っていました。
知らない場所に行ったら、とことん愛想の良い私は、誰にでもニコニコと挨拶をします。
彼にも、挨拶をしたところ、彼が一瞬固まります。
その次に彼の口から出た言葉は『センセイですか?』
いや、まだこの学校に見学に来ただけと話す前に、『僕、INAZUMAで日本語を教えて貰っていました』との事。
「INAZUMA」とは、今、私がインターネット使い日本語を教えているサービス会社の名前です。
何と彼は私が教えていた生徒の1人だったのです。
彼の名前はヒエン君と言いますが、私が彼に授業をしていた当時、彼はまだ実習生として日本で働いていました。
実習生期間が終了後、組合に紹介してもらい、無事この機関に採用され今日が初出勤の日なのです。
こんな偶然あるものなのですね。
まだ、若い彼です。
初めての職場で心細いのでしょうね。そんな中、唯一の知り合いが日本人の私なのです。
味方が現れて心強かったと思います。
その晩、彼からは、「この機関で働くのか?」とメッセージが届きました。
まだ、待遇面などについて話していないので、なんとも言えないのですが、こんなトンデモナイ確率の出会いがあると、やっぱりこの学校で、ヒエンくんのサポートをしながら、ベトナムの役に立つ事が、使命なのか?と思ってしまうのです。