4時間一切の休憩無しの授業に集中し続ける事は出来るのだろうか?
子供の頃「集中しなさい!」って学校の先生、親から耳にタコが出来るほど聞かされました。
私はこの「集中力」が全然ありません。
このブログを書きながらも、ネットサーフィンをしたり、LINEでメッセージを送信したり。。。
子どもたちに空手を教えている時にも「はい!集中!」と自分の指先を見つめさせたりしていましたが、一件、集中している様に見える彼らの心の中は見ることが出来ません。
「早く稽古終わらないかな〜」
「明日のテストは嫌だな〜」
なんて、思っている子供も多かったと思います。
子供に限らず「集中しなさい」と言われたって、そんな簡単な事ではありません。
集中状態に入ると、周りが一切見えなくなりますね。
デザイン作業をする時に、ヘッドフォンでガンガン音楽を聞く事があります。
耳障りの良い音楽でなく、SEX PISTOLSやFoo Fightersなどを大音量で聞きます。
最初はドラムのおかずやギターのリフなどを耳で追っているのですが、デザインに気持ちが入ってくると、何も聞こえなくなります。
ただ、これは、デザインが終わってから初めて気が付くことです。
音楽が聞こえなくなった瞬間から、集中モードに入っているので、気が付きません。
「ふ〜っ」と一息ついた途端に、音楽が聞こえる様になります。いつの間にか、数曲飛んでいる事もあれば、全曲再生が終わっている時もあります。
やっていて「楽しいな〜」と言う事以外で、周りが見えなくなるほど集中する事は難しいです。
集中には15分毎の波があり、持続できる時間は90分と言われていますね。
業種、業態にもよりますが、一般の人は「8時間労働」の中でどれくらい「集中」して仕事に没頭できているでしょうか?
トイレやコーヒータイム、電話がかかってくる度に集中は途切れます。
私は、インターネットでベトナム人に日本語を教えるアルバイトをしているのですが、昨晩は4本続けて授業がありました。
1本が1時間なので、合計4時間です。
1回の授業で4人の生徒に対応します。
授業と授業の間に休憩はありません。トイレに行く時間は無いし、時々、会話の間に水を飲む程度です。
私は生徒が話す言葉を全てテキスト打ちするスタイルなので、4時間の間、彼らが話す言葉を漏らさずに聞き、常にキーボードを叩き続けます。
休みたい。。と思っても、鞭で打たれて強制的に馬車を引いている様な強制的な集中モードです。
何時もより、生徒を笑わせたり、自分でもノッている様に思い込み、集中して授業を続けます。
でも、3時間50分を過ぎたあたりで頭の芯がジ~ンと痺れてきました。
私の集中の限界なのでしょうね。
頭の痺れに気がついたという事は「集中が切れた」という事です。
それでもラストの10分を乗り切ります。
授業が終わり、4本分の授業をまとめなくてはいけないのですが、放心状態で何も出来ません。
良く「放心状態になった」と言いますが、大抵の場合「放心状態の“様”になった」だと思います。
その後、10分程度、椅子に座ったまま、ボーッとして、ようやくまとめ作業を始める事が出来ました。
果たして、この強制的な集中モードは体や精神にとって良いことなのでしょうかね?
ストレスになっているのか?ボケ防止になっているのか?分かりません。