ハノイの教室は今日も熱い(暑い)のです!THUAN AN KYOTOでの一日
今、働いてているベトナム人実習生送出し機関のTHUAN AN KYOTOですが、週に二回(火曜日と木曜日)午後に日本語の授業を担当しています。
一コマ1時間なのですが、毎回「あっという間」に終わってしまいます。
私の周りだけ時間の経過が早いのでは?と思うほどです。
これまでに幾つかのクラスで授業を行いましたが、学生全員それぞれに個性があって面白いですね。
それに何と言っても若い!
彼らから放出される熱量、パワーは半端ではありません。エアコンが動いているというのに、教室の中はドンドンとヒートアップするのです。
今日のクラスには18歳の女性(というより女の子)もいました。
とても素直そうな彼女なのですが、どうか、日本に行って変な虫がつかない事を祈るばかりです。
どうも、昔からこの手の可愛らしい女の子をみると、若い女っ子が好きな悪代官が頭の中に浮かびます。
丈の短い粗末な着物を来て、「おとっつあ〜ん オラ、代官の所になんか行きたくね〜だ」と泣いているのです。
※時代劇の見過ぎです。
それに男性も女性もお肌がピチピチですね。
瑞々しいと言う表現がピッタリです。
くっついたスーパーのレジ袋を剥がしたり、本なんかもあっさりページがめくれるのでしょうね。
こうなると全員、私の子供です。
各クラスの人数はバラバラなのですが、出国日まで決まった彼らに対して、出来るだけ日本での生活に関する不安を乗り除き、日本語の能力も高めて上げたいのです。
日本語の能力にも差があります。
大相撲の千秋楽か?前橋のストリップ劇場か?(←失礼)と言うくらい、やる気満々で身を乗り出す生徒もいれば、しずか〜に授業を受ける生徒もいるのです。
さて?どの様な授業のスタイルが良いのか?
初めて対応するクラスで必ず試す事があります。
1分間で「白い物」をどれだけ思い浮かべ書き出す事が出来るか。。。
真剣に書き出し中!
3個だけしか思い浮かばない生徒もいれば、10個を書き出す生徒もいます。
必ず比例する訳ではありませんが、数多く書き出す事が出来る生徒は授業中に質問も多く、会話も上手です。
まだ、若い彼らですから「ピン」と来ないと思うのですが、残された年数に関しても必ず話します。
例えば、先程の18歳の女の子ですが、ベトナム人の平均寿命を76歳とするとまだ58年間もあります。
黒板に「76ー18」を書いて、生徒に計算して貰います。
ここで私の年齢の「54歳」を黒板に書いて、もう直ぐ死んじゃう。。。と笑いを取ります。
日本で3年間暮らすとしても帰国後58ー3=55年間もあるのです。
この「55年間」を楽しく暮らす為に、日本では仕事をする以外に、日本人の友達を作り、思いっきり勉強して、遊んで、食べてね〜〜と力説しています。