「い」とか「む」「ふ」なんて難しいよね。がんばれベトナムの若者!
今日は日本語の授業がある日なのです。
特定のクラスだけ担当している訳ではありません。
お声が掛かれば何処にでも顔を出します。
お〜日本語上手だね〜!と言う実習生から、平仮名に四苦八苦している実習生までいるのです。
本日のクラスは「鳶」の仕事に決定している実習生が多いクラスです。
私がリフォーム関係の仕事をしていた頃は鳶の親方なんて、「そっち系」の人にしか見えない様な人ばかりでしたが、最近は違うのでしょうね。
ベトナムに来る少し前に外工事の仕事を手伝っていましたが、ヘルメットは必須だし、真面目に朝礼をしてすれ違うと挨拶までしていましたよ。
日本で何の仕事をするにせよ、生活する上で最低限の日本語は必須です。
今日のクラスは「平仮名」「カタカナ」を書く練習をしていました。
私よりはるかに上手に書く実習生もいます。かと思うと、「う〜〜〜」それは何と書いたか読めないぞ〜〜と言う実習生もいます。
皆さんが苦労しているのは、「い」や「む」「ふ」などですね。
「い」は、線が2本だけですが、外国人にとってこの絶妙なバランスは難しいですよ〜。。。
付かず離れず、長さも間違えると「り」になってしまいます。
妙にかしこまった明朝体のテキストもあり、こうなると、「はね」や「はらい」「とめ」によって違う文字?と思ってしまいます。
「む」なんて、外国人からしたらウルトラ級の難易度です。
このクルッと丸い所の位置や大きさ、全体をバランス良く書くのは本当に難しいです。
平仮名だけでこんなに難しいのに、カタカタも漢字もあるのです。
もうちょっと言葉の簡単な国で働きたいな〜と思っているのでしょうね。
黒板やテキストを見ながら書いていたので、「なぞる」アドバイスをしました。
見慣れない平仮名を見て〜書くのは難しいです。
先ずは、指が覚えるまで一文字ずつ徹底的になぞった方が良いです。
「身体で覚えろ」ってやつです。
授業の最後には、皆さん、上手に書ける様になりました。
2年8ヶ月もベトナムに住んでいて、全く言葉を理解出来ていない私を考えると、五十音とは言え、ノートに書いている若者を見ると「凄いな〜」と関心してしまうのです。