オシドリ夫婦と言うのは聞いたことがありますが「アヒル夫婦」と言うのはね。。。
仕事が終わると大急ぎでアパートに戻ります。
ガーさんが待っていますからね。
同僚などから、ガーさんは何の仕事をするのか?聞かれる事があるのですが、3年間日本で頑張ったので、暫くはゆっくりすれば良いのです。
私はお金の感覚が少々ズレている所があります。
あればあるだけ使ってしまうタイプです。
ガーさんは仕事をしても良いと思うのですが、ハノイとクワンビンを行ったり来たりする生活の中で、どんな仕事があるのでしょうか?
月に4〜5万円になれば、借金の返済に充てる事が出来るので助かりますが2万円〜程度だったら仕事をする必要はありません。
クワンビンのヌちゃんは、まだまだ、「お母さん大好き」の年頃ですし、ハノイの54歳日本人も何かと手がかかります。
このあたりはもう少ししたら二人で決める事にしましょう。
アパートに帰った時に、電気が付いていて「おかえり〜」と言って貰えるのは嬉しいですね。
時々はガーさんの手料理が食べたいのですが、今、住んでいるアパートにはIHヒーターしかありません。
シンクも小さいのが一つ、換気扇もないのです。
二人だけだったら、外食の方が手っ取り早くて、安く済むと思います。
今日のハノイは朝から雨模様で薄ら寒いのです。
ガーさんも喉が痛いと言っているし、身体がポカポカになる「鍋料理」にしましょうかね。
ベトナムは「鍋料理大国」です。
街の至る所で「Lẩu」の単語を見かけます。
夏の暑い盛りでも、汗をカキカキ鍋を食べます。
また、色々と料理を食べて、もういいかな〜と言うタイミングで「シメ」として鍋を食べるのです。
ベトナム人にとって、鍋料理は別腹の様です。
さて、何鍋を食べましょうかね。アパートから伸びている商店街にも無数の鍋料理の店があります。
アパートを出て、メガネ屋を左折すると(こんな事を書いても誰も分かりませんね)まず。お姉さんの薬局があります。
我々ご贔屓の薬局です。
話しの内容は全然分かりませんが、店に入ると井戸端会議状態になります。
左側が「お姉さん」右側にいる赤い人が「ガーさん」
※小雨が降っているので、かっぱに被っています。
じっくりと観察してみると、ベトナムの薬局には面白い物が色々と売っています。
これは、中にお菓子が入っています。
キティー風です。
このピカチュウは悪魔の様な口元です。
喉が痛いガーさんは体温計を購入。
ドイツ製なのは外箱で分かったのですが、自宅に戻り開けた所懐かしい水銀タイプでした。
この薬局を通り過ぎると約200mほど商店街が続くのですが、途中ブラックホールか!と言う位強い力で引き寄せらせてしまう店があるのです。
この店の前を素通りするのは、勇気が必要です。
結局、負けてしまいました。
「アヒルのお店」
昨晩も来ましたから、連チャンです。
ガーさんに馬鹿にされますが、私は毎日、朝昼晩でも飽きません。
珍しく満員御礼です。
辛うじて、一番奥の席に座ることが出来ました。
私の丁度後ろに珍しく、頭がツルツルの男性が座っています。
街中で自分の着ている洋服が他人とカブると少々気まずくなりますね。
この頭もそうなのです。
ただでさえ、目立つこの頭が「2つ」も並んでいると、もう一方に対して申し訳なく思ってしまいます。
毎回、食べるのはアヒルの炭火焼きなのですが、「アヒル鍋」を食べた事がありません。
他のお客さんが食べているのを見たことがあるのですが、とても美味しそうでした。
あまり食べすぎ、胃袋に負担を掛けると夜中に胃酸が上がって来てしまいます。
鍋をメインにして、アヒル焼きは1/2にします。
昨晩は、胃カメラを飲んだりして、今ひとつでしたが、今日は美味い!
カニを食べる時、無言になる。。。と言いますが、ガーさんと私は黙ってアヒルと格闘します。
この店は「つけダレ」が美味しいのです。
アヒルを炭火で焼く工程はどこの店でも同じ様なものだと思いますが、秘伝?のタレが絶品です。
初対面のアヒル鍋です。
アヒルのぶつ切り以外にとうもろこしとパイナップルが入っています。
パイナップルのせいか?少々甘みのあるスープです。
肉はプリプリで美味しいのですが、やっぱり炭火で焼いて香ばしい方が良いかな・・・
カリカリの皮が美味しいのですよ。
鍋を食べ終わったタイミングで、ガーさんがBUNを注文してくれます。
ガーさんもこの店の常連さんです。
店の何処かから、大量の紫蘇を持ってきてくれました。
少々見た目は悪いのですが、紫蘇がたっぷり入った、アヒルのBUNです。
鍋なのですが、2人前で150,000VND(約750円)です。
炭火での丸焼きが絶品なので、もう、鍋はい〜かな〜と言うのが正直な感想です。
帰り道、路肩の小さな八百屋で、紫蘇を買います。
結構、大きなビニール袋に入れてもらい、10,000VND(約50円)です。安い!
店の奥にお嬢さんがいるのですが、大学で日本語を専攻しているらしく、少し、日本語を話す事が出来ます。
この紫蘇を使って、明日の朝、お粥を作ってくれるそうです。
オシドリ夫婦と言うのは、良く言われますが、この頻度でアヒルを食べ続ける我々はさしずめ、「アヒル夫婦」なのです。
たまさーん!
そのアヒルの炭火焼き、早く食べたいッス(涙。
ビナスンさん
こんにちは、ガーさんにも、ブログでコメントを頂いた日本の方がアヒルを食べにくるかもしれないよ!と話しました。
我々も楽しみにお待ちしていますね。