珈琲を淹れ「SO WHAT」を聴きながら、Macに向かう幸せ
今日は出勤日でした。
Skypeを使った会話チェックなどがあり、そこそこ充実した1日でした。
定時で上がり、ハノイの太陽がサンサンと降り注ぐ中、アパートに帰りシャワーを浴び夕飯を食べます。
カボチャのスープにサラダ、フランスパンです。
最近は1人で夕飯を食べます。
ガーさんはいるのですが、ダイエットだそうです。
『食べない!』と決めたら見事に何も食べません。
この強さはサッチャーさんと勝負して貰いたいです。
(1925年10月13日〜2013年4月8日)
元々骨太なので、ガリガリにはなりませんが、確かに贅肉は落ちましたね。
さて、今晩はこれから一仕事あります。
日本で一緒に仕事をして世話になった料理人さんからデザインの依頼がありました。
料理の鉄人にも出て、皇室御用達の名門京料理店の店主です。
私より5つ歳上の大先輩ですが、一緒に苦労して同じ釜の飯を食った仲です。
コロナウイルスの感染者がふたたび増え始めた最悪のタイミングなのですが、アジアンレストランをスタートします。
今回はそのお店のロゴや看板のデザインです。と言っても、例によって手書きのラフが届いています。
このクラスの料理人になると、ゼロから依頼する事はありません。
頭の中で出来上がっているのでしょうね。
それを私が『形』にします。
デザインの段階で、バランスなと修正して私から提案もします。
この料理人さんが作る京料理はかなり繊細です。
料理、デザインに限らず仕事にしても、作業開始時に『完成品』をリアルに想像するのはとても大切です。
『完成品』が見えていないと、右往左往して無駄な時間を過ごしてしまいます。
一緒に仕事をしていた時に何時も驚くのは手書きの品書きです。
達筆もさる事ながら、空間の認識が優れています。
用意した紙の左上から書き始め、全ての献立が右下でピッタリ収まります。
下書きはありません。
いきなり、筆でサラサラと書き始めるのです。
料理と同じように、私には見えない文字のレイアウトが見えているのでしょうね。
今回デザインするロゴマークなどは、白地のスペースを活かしつつ如何にマークをレイアウトするか?です。
カタログやパンフレットなどはテクニックが必要だと思うのですが、今回は『センス』です。
わたしはプロではありませんが最低限のセンスを持っています。
これは『血』に感謝すべきだろうか。
まったく音信不通なのですが、父親はそっちのセンスがあったようです。
正規の仕事では無いので、目一杯作業を楽しみます。
珈琲は欠かせません。
焙煎したての豆がホーチミンから届いたばかりなので、挽いている段階で心地よい香りが部屋の中に漂います。
いつもより豆を5粒ほど多くしました。
※気持ちです。
お湯の温度も少しだけ低くしました。
※気持ちです。
エアコンで冷んやりした部屋で飲む珈琲は最高です。
デザイン作業のBGMはワンパターンで「KIND OF BLUE」です。
コテコテの定番ですが、イラストレーターを開きPCに向かっている私には最高の選曲なのです。