病は気から「か行」は「か」から
本日は日曜日なのですが、8時からSkypeの授業が1本入っています。
随分と早い様な気もしますが、生徒がいる日本は10時ですからね。
スタンバイの為、7時前に起きます。
ガーさんの教えに従い空きっ腹で飲む珈琲を飲む事が出来ません。
※この歳になると正解かもしれません。
何処で仕入れたのか?冷蔵庫の上にある『フルグラ』を口に放り込みます。
適量の水を電気ポットに入れ、珈琲豆を挽きます。
いつもは計量スプーンでキッカリ2杯なのですが、今朝はちょっと少な目にしましょう。
少な目と言っても減らしたのは数粒です。
さてこの数粒に意味があるのか?味が変わるのか?
これは『気持ち』だけです。
勝手に決めているルールなのですか、珈琲を淹れるときに勝ち負けをつけています。
カモメ食堂を見て以来、平らにした豆の中央に人差し指で窪みを作ります。
まず、第1投はその窪みにお湯を入れます。
その後はその周りに注ぐのですがお湯が『ツツツー』とペーパーまで流れてしまうと『負け』です。
こんもりと豆が盛り上がり徐々にお湯が滲みペーパーまで到達すると『勝ち』です。
目下のところ勝率は7割5分と言った所でしょうか。
少し前、YouTubeで珈琲を美味しく淹れる方法の動画を見ました。抽出物する温度は81〜90度が正解とのこと。
では80.9度、90.1度で淹れたら不味くなってしまうのか?
ウンチクを語りながら淹れていたお方に、珈琲を飲んでもらっても『これは80.9度で淹れたのでダメですねー』とはなりません。
歳を取ると屁理屈が多くなる。。。
ちなみに、理屈だけでなく、「屁」も所構わず出る
その道では知れた名人だったら、抽出の油温による、微妙な味の差が分かるのも知れませんが、私にとっては『気のせい』です。
日本に帰り母親のアパートを訪ねると珈琲を淹れてくれますが、蒸らしもへったくれもありません。お湯をドボドボと入れます。
でも、これが美味しいのですよ。
珈琲の味ですが、珈琲そのものより目に映るもの、聞こえてくる音、匂いにより大きく左右されると思います。
立ち食い蕎麦は、安っぽい演歌が流れている店内で、壁のシミを見ながら食べる富士そばがベストなのです!
ここ一週間ぐらいSkypeの授業で上手くタイプが出来ません。
どうやっても指がこんがらがってしまい、生徒が話すスピードについて行けません。
手を置く位置を変えてみたり、タッチを強くしたり弱くしたり。。。
どうやってもダメなんです。
指先の単純な動作でさえこんな状況なので、プロスポーツ選手のスランプなんて、とんでも無く複雑なのでしょうね。
結局それにしても「気のせい」なんです。
昨日の授業から突然、早くそして正確に打てる様になりました。
面倒臭いなーとか気分が乗らないなーろ思っていると、肩や指先に力が入り、タイプ出来なくなってしまうのです。
そうそう。。。
同じくYouTubeでRICOHG3LEICAQ2の撮り比べを紹介していました。
カメラですから、写真を撮ると言う機能は一緒です。
でも、価格をはじめ両者は大きく異なります。
少しづつ値が下がりはじめたG3の約90,000円に比べQ2は約700,000円です。
でも、モノクロで撮影した写真を見て、どちらのカメラで撮ったのか?判断するのは無理です。
新しく高機能のカメラの方が良い写真を撮れるのか?
アンリ・カルティエ・ブレッソンやキャパにG3やQ2を渡して、良い写真が撮れるのか?
フィルム交換の必要がない分、たくさんシャッターも切れるし、ピントも露出もバッチリです。
でも、当時のプリントの粒子の荒さやちょっとピンボケだったりするところに味があるのです。
Q2あげるよ。
と言われれば二つ返事で遠慮なく頂きますが、写真撮影にしてもやはり「気のせい」だと思うのです。
さて、気持ち良く良い授業が出来たので、ご褒美と言うことで刺身定食を食べてきました。
この刺身だって、木目が綺麗なカウンターテーブルの上に乗り、目の前には真っ白な調理衣を着ている板さんがいるから美味しいのです。
全ては気のせい、気の持ち様だと思うのです。