実はこの時期のベトナムが好きなのです。
只今、ハノイの気温は14度です。
薄ら寒いので、足元でヒーターをつけ、黒糖梅酒などチビリチビリやっています。
まだ、昼前なのだけど。。。
旧正月の年末からどうも、寝ることが出来なくなってしまいました。
新春シャンソンショーならぬ、新春不眠症なのです。
午後10時過ぎに何となく眠くなり、ベッドに入り、30〜60分程度はうつらうつらするのですが、その後、必ず目が覚めてしまいます。
こうなると、もう、何をしても眠ることが出来ません。
午前1〜2時頃までは、ベッドで考え事をしているのですが、同じ体勢なので、逆に身体が疲れてしまう様な気がします。
エイヤッと起きて、金箔入り松竹梅を飲みながら、映画を見ます。
一昨日は“THE MAGNIFICENT SEVEN”です。
ユル・ブリンナーの1作目で無く、2016年デンゼル・ワシントン版のリメイクです。
1960年の作品が名画であることは間違いありません。
キャスティングの豪華さが“異常レベル”です。
ただ、リメイク版も格好良いのです!
映画の最後でキャスティング紹介部分があるのですが、Elmer Bernstein作曲のメインテーマが流れると鳥肌が立ちますね。
昨日は、伊丹十三監督のタンポポです。
たまたま、選んだ映画ですが、ウエスタン繋がりになりました。
この映画はラーメンウェスタンなんて呼ばれています。
こういう構成をオムニバス形式と言うのでしょうか。
この監督が生きていたら、どんな作品をこの世に発表してくれたのでしょう。
映画を見終わると、もう、午前4時を過ぎ、寒空の下、何処かで鶏が鳴いています。
ベッドに入ると、午前7時ごろまで熟睡する事が出来ます。
今朝はジャガイモがゴロゴロと入ったスープです。
ドンブリ一杯のスープを食べ、珈琲を飲みます。
56歳にもなって朝からよく食べるものです。
食べ終わると・・・眠い・・・
もう1週間位、こんな夜が続いていますからね。
満腹になって気分も良いので、ベッドに入り寝てしまえば良いのですが、変な所がストイックなのです。
短パンに履き替え、縄跳びで身体を温めた後、散歩に出かけます。
アパート1階のバイク置き場です。
いつもはバイクで溢れかえっているのですが、みなさん、バイクで帰郷しているのでガラガラです。
散歩コースはワンパターンなのですが、圧倒的に違うのは、“人がいない”という事です。
池の周りは勿論、商店街にも人っ子一人いません。
この写真↓を見る限り信じられませんが、いつもは、路線バスと大型のトレーラーが無理やり入ってくるので、おバカな大渋滞が起きています。
いつもはひっきりなしに聞こえる、クラクションが嘘の様です。
私だけでは無いともいますが、基本的に日本人は“静かにしなさい!”と育てられています。
なので、この季節のベトナムは嫌いじゃないんです。
Skypeの授業をしていると、現在、日本で働いているベトナム人から“うるさいから、もうベトナムには帰りたくない”と言う声で結構多く聞かれます。
そうか・・・何処に行っても煩いこの国ですからね。
そんな風に思っている若者もいるのですね。
今日はいつもと違うコースを歩いてみました。
何だか、エディーマーフィーが赤いオープンカーに乗って出てきそうです。
旧正月が終わると、いきなり「やかましい国」が戻ってきますから、今のうちに、この静けさを満喫する事にしましょう。