ベトナムで3回目の引っ越しは超突然なのでした。
ガーさんの言葉に耳を疑ってしまいましたよ。
「今月中に引っ越さなくてはいけない、来月から新しい人が越してくる』
ナニ?
今月中は分かったけど、後、1週間しか無いよ?
1週間と言えば、引越し先とも契約を済まし、荷物もある程度梱包が済み、運送業者に手付金などなど払っているタイミングですよ。
我が家と言えば、『引越し』なんて二人揃って初耳状態です。
これはナニかありましたね。
相当高い確率で。。。
ガー様なのですが、私に輪をかけて気が短いのですよ。
『来月から新しい人が引っ越してくるから、出ていってくれ』なんて、普通ではありませんからね。
一方的に家賃が5,000円上がるとは聞いていたので、オーナーのオバチャンと喧嘩でもしたのでしょう。
このおばちゃんも大阪の「どつき漫才」に出てくるような強烈なキャラなのです。
・・・と言われてもこの国で、私は何も手伝う事が出来ません。
過去2度の引っ越しはベトナム人の友人におんぶに抱っこでした。
突然の強制的引越しなのですが、実は『よかったなー』などと思っております。
今のアパートは2部屋で家賃が25,000円程度なのですが、実はこの金額ハノイではそんなに安くありません。
※駐在員などはもっともっと高い部屋に住んでいますが、私はほぼ『ベトナム人化』していますからね。
その金額のお陰で、住人は家族連れが多かったのです。
ただここ数ヶ月で一気に様子が変わります。
大学生が突然増えたのです。
大学は歩いて、5分程度の場所にあるらしいのですが、学生にこの家賃は無理です。
ところが、何故か一気に増えてしまったのですよ。
4人ぐらいでシェアして住んでいるのです。
ベトナムをご存知の方だったら、ベトナム人の若者が4人集まったらどんなに煩いか想像が出来ますね。
午前1時になっても大声で話したり、ギターを弾きながら下手くそな歌を歌うのです。
そんな時ガーさんは舌打ちしていますが、こっちは慣れたもんです。
『まあまあ。。。ベトナムだから。。。』となだめます。
そして、その晩から、スマホで引越し先を探し始めるガーさん。
何でも、すっかりコロナが何処かに行ってしまった、ベトナムではアパートノア賃貸料などが値上がりしているらしく、おまけに良い物件がなかなか無いらしいです。
これだけの都市ですから、無い訳はないのですよ。
ただ、1日2日で探すことにムリがあるのです。
翌日からガーさんはせっせと荷物を段ボールに詰め始めます。
私はスーツケースと段ボール2箱にアコースティックギター1台だけですからね。
違う違う・・・忘れていました。。
今回の件引越しから筋トレ用のベンチやバーベル、それにエアロバイクが加わったのでした。
翌々日ですが、部屋が見つかったから、見に行こう!との事です。
バイクで20分以上掛かりましたが、今のアパートより会社に近いそうです。
到着した物件は新築6階建でした。
↓こんな路地を入っていきます
↓BUN CAの店を確保
↓BUN OCの店も確保
アパートの前でオーナーのおばちゃんを待ちます。
駐車場ですが、広くはありませんが、バイクの台数は多く無いそうです。
これまで住んでいたアパートは先程書いた様に、各部屋ガキンチョが4人位住んでいるので、駐車場がパンパンになってしまうのです。
本当に奥から出口までビッシリバイクで埋まってしまいます。
下手をして、朝早く出掛けるのに奥の方に停めてしまったら、朝から大汗をかいてしまいます。
オーナーに案内された部屋は何と101号室。。。
駐車場の奥にある部屋です。
新築なので、とても綺麗です。
特にトイレ、シャワー室は気持が良いですね。
ロフトもあったりします。
さて、大きなあります。
「窓』が無いのです。
駐車場の鉄の扉はいつも閉まっているので、部屋は昼間でも真っ暗です。
『うーん。。。』と言う感じなのですが、ガーさん曰く、一生懸命探しても、他にも無かったらしいのです。
まっ、良いか。
その場で契約します。
賃料は月額約30,000円です。
※おそらく
梱包型済んだ、アパートに引っ越しの業者がやってきて荷物の量を確認しています。
移動距離は7キロ程度。料金は12,000円ぐらいかな?
引越しで日本と違うのは、全部段ボールに詰めるわけでは無いのです。
置いてあったモノをそのまま運びます。
冷蔵庫の中はそのままです。
ベンチもエアロバイクもそのままのカタチで持っていくのです。
私はと言えば、毎日9時間生徒とSNSでやり取りをすると言う苦行の日々なので、荷物の運び出しも手伝えません。
皆さんが荷物をえっちらほっちら運んでいる隣で一人黙々とPCに向かっています。
気がつけば部屋の中は何もなくなっていました。
ガーさんは荷物と一緒に新居に移動します。
毎日21時までSNSでやり取りをしているので、その後、私も移動の予定だったのですが、ガーさんから「Wi-Fiがまだ使えない」と連絡が入ります。
Wi-Fiが無いと仕事が出来ないのです。
仕方がないので、私はナーンにも無くなった部屋で一晩あかす事になりました。
翌日、私も引っ越すのですが、何と新居の部屋の中が殆ど片付いているのです。恐らく昨晩は相当遅くまでやってくれたのでしょうね。
と言う事で、今回の引越しで私は何ひとつしませんでした。
恐るべしガーさんに感謝なのです。
さて、新居ですが、ロフト部分は私の筋トレ+仕事場になりました。
見てわかる様に広角で撮っていますから、実際にはもっと狭いです。
それに、ベトナム人仕様と言うか、真っ直ぐ立つことが出来ません。
首か膝を少し曲げる必要があります。
まあ、『住めば都』なんて言いますからね、夜は静かだし真っ暗なので、グッスリ眠れる事でしょう。