ボクに残された日
今の世の中、人生75年?80年だろうか?若い頃に相当無理をしてきたので、仮に75年とすると、私に残された人生は23年と言う事になります。
さて、問題はこの23年を長いと取るか?短いと取るか?です。
日本にいれば、女性が薄着になるハッピーな季節が23回、満開の桜を見られるのが23回と言う計算が出来ますが、ここはホーチミンです。
女性は何時も薄着だし、桜は咲きません。
唐突ですが、私はUNIQLOのジーンズが大好きです。
UNIQLOはまだ、ベトナムに進出してしないのでわざわざバンコクまで買いにいくのは、高くつくな~と思っていたのですが、今度、ホーチミンに第一号店が出来るとの事なので、とても喜んでいます。
毎朝、ジーンズを履く度にささやかな幸せを感じているのですが、さて、大好きなジーンズをあと何本履き潰せるか?考えてしまいました。
4本位をローテーションで履いていたら、もう、生涯ジーンズを買う機会、必要はないかもしれません。
これは、なかなか自分としては衝撃的な事実です。
もう、新品のバリバリのジーンズに足を通す快感は味わえないかもしれないのです。
人生って何となく永遠に続く様な錯覚をしていませんか?
私の大好きな本で“ひすいこうたろう”さんが書いたあした死ぬかもよ?と言う本があるのですが、人間、皆、平等に間違いなく死が訪れる事をユーモラスに書いています。
冒頭からいきなり、“はい。あなたはたったいま死にました。”と衝撃的に始まります。
死と言う避けられない事から目をそらさずに、人生を真剣に生きている為の私のバイブルです。
エイヤッとベトナムに来てしまったのも、この本が大きな理由の一つです。
日々、悶々と見えない不安の中で、ため息をつきながら何となく生活をしている人には是非読んで貰いたい本ですね。
迷ったら、何も考えずに、ベトナムに来てしまうのも良いかもしれませんね。
毎朝、元気イッパイに目が覚めて、バイクの洪水に飲まれながらも異国の情緒を楽しみ、200円のフォーに感動して、一生懸命仕事をして、夜の12時にはバタンキュー。
土日は若くて綺麗なベトナム人の彼女とデートが出来ればこれで十分です。
貯金なんて、全然ありませんが、何も心配ありませんね。
今晩は大雨です。雨音を楽しみながら寝ることにしましょうか。