フエで女子大生とボートに乗ったり、川岸を散歩した幸せな一日
昨日の夜から撮影の仕事でベトナム中部の都市“フエ”に来ています。
ベトナム最後の王朝があった都市で、街はフオン川を挟み、旧市街と新市街と分かれており、緑の多いとても美しい街です。
勿論、仕事の為に来たのですが、今回は、もう一つ大切な目的があります。
前回、来た時に知り合った女子大生と再会する為です。
本当は今晩、彼女の働くレストランに行く予定だったのですが、実は、フライングをして、昨晩レストランに行ってしまいました。
今日はレストランでのアルバイトが無いということで、私の仕事が終わったら、デートをする約束をしました。
7時位には仕事が終わり、迎えに行けるかな?と思っていたのですが、撮影の後、打ち合わせも入り、終了したのが午後8時!
“遅くなってごめん!”と事前にメッセージを送信しておき、彼女のレストランまですっ飛んで行きました。
さて?何処に行こうか?何を食べようか?
彼女がアルバイトをしているエリアにはレストランやカフェがたくさんあります。
欧米人向けの小洒落たお店が多いです。
どこに行きたいか?尋ねても、全然、お店を知らないのです。
後で触れますが、レストランのウェイターのバイト代位では、その様なお店には縁がないのです。
時間はたくさんあるので、彼女の案内で付近を歩いて見ることにしました。
私が一人で歩いていると、そんなに声は掛けられませんが、ベトナム人女性と歩いていると、店先に立っているスタッフがベトナム語で“寄っていって〜”と言ってくれます。
その中でも気持ちの良さそうなお兄さんがいるお店に入る事にしました。
食事中のお客さんは全員、欧米人です。
Elegant Restaurant
実は彼女に会う前に、ブン・ボー・フエを食べてしまったので、そんなにお腹が空いていません。
彼女も午後4時に軽くご飯を食べたとの事なので、私はシーフードパスタ、彼女はイカを使った料理をオーダー。
何時もニコニコ!
まあ、正直、料理はそんなに美味しくありません。
彼女と色々と話す事が目的なのです。
彼女の英語はとても聞きやすく、クセもないので、80%位は理解出来ます。
彼女は、フエ大学に通っていて、後1ヶ月で卒業になります。
卒業後の仕事について、尋ねたのですが、将来は英語の先生になりたいとの事。。。
卒業しても、今のレストランで働き続け、先生になる為に英語の勉強を続けるそうです。
アルバイトの給料も尋ねてみましたが、1ヶ月で1,250,000vndです。
大きな数字なので、“おーっ!高給取り”を思ってしまいますが、約6,250円なのです。
えっ?と聞き返しましたが、時給が9,000vnd(約45円)なので、大体、計算が合います。
驚いた私を見て、“この給料って安い?”と聞かれましたが、時給が45円ってね。。。
その他、色々な話をしましたが、何しろ明るい女の子なのです。
食事の後、付近を散歩したのですが、彼女の提案でフオン川岸に行ってみることにしました。
広場には大きな観光バスも多数停車して、沢山の人が気持ちの良い川岸を散歩しています。
川岸には多数の観光用の“ドラゴンボート”が係留してあります。
デート+夜のボートとは“ベタベタ”ですが、せっかくなので、彼女と一緒に乗ってみることにします。
乗船料は彼女が交渉してくれたのですが、約30分の乗船で一人20,000vnd(約100円)です。
外国人が片言の英語で利用したら、10倍くらい提示されるのでしょうね。
日本の夏と違い、フエにしてもホーチミンにしても、日が落ちると涼しいので、風がとても気持ち良い!
川の真ん中で、アオザイを着て伝統的な歌と踊りのショーをしている船があったのですが、無理やり横付けして、只見をします。
川に映るネオンと月のコントラストも美しい。
川岸の細い道路には数百メートルに渡り、露天があります。
大した物は売っていないのですが、冷やかしながら、歩くのは楽しいものです。
日本で言う所の射撃です。
針のついた羽を投げて、割った風船の場所により景品が貰えます。
彼女がディナーのお礼に何か、プレゼントをしてくれるとの事です。
選んでくれたのが、このキーホルダーです。
何だか、“良い歳をして、真面目に生きなさい!”と言われている様なのですが、とっても嬉しい!
お財布の中から20,000vnd(約100円)支払ってくれました。
給料が安いのに、本当にありがとう!
プレゼントのお礼に、私もお返しをする事にしました。
ホーチミンのお水系のお姉さんの場合、えーっ!先ず、ATMに行かせて!となるのですが、一般的なベトナム女性は控えめなのです。
髪を止めるゴムを一生懸命に選んでいました。30,000vnd(約150円)
この露天で店番をしていた女の子の可愛い事と言ったら。。。
これで2時間の楽しい一時も終了です。
別に、お付き合いする訳でもなく、一緒にご飯を食べ、散歩をしただけです。
ただ、日本からホーチミンに移り住んだ私が、たまたま仕事で訪れたフエで女性と知り合い、その後再会して時間を共有する。
これって、凄い事だと思うのです。
私が凄いのではなく、偶然に偶然が重ならないと、こう言った出会いは生まれません。
彼女が働いているレストランでなく、隣の店に入ったら?彼女がお休みの日にレストランに行ったら?
ありきたりの表現ですが、海外で生活をする様になると、一期一会の大切さが良く分かります。
物怖じしていたら何も始まりません。
これからも、新しい出会いをどんどん楽しんで行きます(生きます)
あ〜っ!楽しい夜でした。