ホーチミンの寅、また、余計な事をする。。。の巻
1ヶ月ほど前になるでしょうか。。。
36歳の女性と知り合いました。
職権乱用!と非難されてしまいそうですが、彼女は日本語を教えているベトナム人生徒さんの一人です。
まず、お天道さまに誓ってやましいことはしていません。
授業の後にFacebookの友達申請があり、LINEでも友達になり、色々と身の上話を聞くようになりました。
彼女は、宮崎県の農家で小松菜などを作っています。
13歳、5歳の娘と離れ一人日本で働く様子を聞くと、気の毒になってしまいます。
娘たちに会いたいそうなのです。
彼女のご主人は数年前に事故で他界されているそうです。
彼女がベトナムに戻ってくるのは、来年の12月なのでまだ、1年3ヶ月もあります。
日本の正月もベトナムの旧正月にも一時帰国する予定がないそうです。
ベトナム人にとって親戚一同が集まる、旧正月は1年の中で最大のイベントです。
どうして、戻らないのか?尋ねたのですが、子供を預かってくれているお父さん、お母さんに反対されたとのことです。
要するに、「戻ってくるな」と言う事でしょうか?
家庭内に何かしら問題があるのかもしれませんが、恐らくは“一時帰国にかかる費用”の事を気にしているのだと思います。
そのうち、彼女から「格安チケット」が購入出来たら帰るかもしれない。。。とメッセージが届きます。
男はつらいよの中で寅さんは、人が困っている時に見過ごす様な事はしません。
腹巻きから、財布を取り出し、人差し指と中指で「冊」をつまみ、「お姉さん少ないけど、取っておきな。。。」
お姉さんと別れた後、慌てて財布の中身を確認して「あ〜。。。」と言うシーンもお馴染みですね。
私のホーチミンでの、数々の愚行をご存知の方々からは、「またかよ〜バカだね〜」と言われてしまいますが、少しだけ帰国にかかる費用を負担してあげる事にしました。
※本当に僅かですよ。
先程、「隠してある財布」の中をみたところ、今月の家賃を払うと、残金なんと“46,000円!”です。
まあ、旧正月まで数ヶ月あるので、節約をすればなんとかなるでしょう。
半分本気なのですが、“いよいよ!”となったら公安もいない様な、ど田舎に隠れて過ごそうと思っているのです。
まだ、彼女が戻ってくると決まった訳ではないのですが、もし、本当に帰ってきたら、私も旧正月は彼女の田舎で過ごします。
彼女の田舎はクワンビン省の省都ドンホイと言う場所です。
ドンホイについて、調べてみると、ビーチリゾート地として発展目覚ましく。。。。とあります。
家からこんな海まで、3Km程度だそうです。
実現したら、最高の旧正月になりそうです。
これまで、2度の旧正月をホーチミンで過ごしましたが、レストランからカフェまで殆どの店が閉まってしまうので、街のど真ん中にいるのに、遭難?漂流?状態になってしまうのです。
その後、彼女とどうなるのか?は分かりません。
私のスキンヘッドと怖い顔に驚き、さっさと宮崎に戻ってしまうかもしれませんし、もしかしたら、お互い気に入ってしまう可能性だってあります。
後者の場合は、53歳で13歳と5歳の女の子とお父さんになります。
我ながら、なんと、行き当たりばったりでいい加減な生き方なんだろう。。。と思いますね。
まあ、残りの人生、ゆる〜く生きようではありませんか。