足し算のベトナム。次から次へと重ねてくるのでぐちゃぐちゃになる。
やかましいのです。
ベトナムっどんな国?って聞かれれば、迷うことなくやかましい国と答えます。
まあ、やかましいというのは、活気がある。。。とも解釈できますからね。
悪い事ばかりではありません。
恐らく、2022年の万博終了後は、日本には訪れることのない圧倒的な活気です。
何がそんなにやかましいの?
ハッキリ言って、全部、やかましいです。
朝から夜中まで、街中からアパートの中まで、ぜ〜んぶやかましいです。
会話にしても、静かに話せば良いものの、一組が大声で話し始めると、他の人達は負けじと更に大きな事で会話をする。
そして、その隣は更に大きな声を出します。
こうして、どんどんとやかましくなってくるのです。
道路も同じです。
クラクションがガンガン鳴ります。
クラクションがやかましいので、他のバイクや車はクラクションを重ねてきます。
結果として、常時クラクションが鳴りっぱなしの道路です。
こうして、どんどんとやかましくなってくるのです。
少し前ですが、長距離のバスに乗りました。
7人乗りのゆったりしたシートで倒せばゆっくり眠る事が出来ます。
走り始め、さて寝ようか。。。と言うタイミングで・・・突然、大音量で動画を見始めたヤツがいます。
うるせーなと思ったのは、私だけではないはずです。
でも、この国は誰も注意をしません。
何故なら自分も同じことをするからです。
列に割り込みをしても注意をしません。
何故なら自分も同じことをするからです。
ゴミをポイ捨てしでも注意をしません。
何故なら自分も同じことをするからです。
イアフォンを使えば、他の人に迷惑にならない。と思う人は多くないと思います。
日本人は子供の頃から、余計な音を立てないように教育されていますからね。
大きな音を立てると「静かにしなさい!」と叱られました。
出来るだけ無駄を省き、最低限の要素で構成する。
Appleの製品を思い出します。
スティーブ・ジョブズが愛していた「禅」ですよ。
デザイン上の構成要素が極端に少ないので、迷うことなく操作が出来ます。
取説なんて必要ありません。
アパートの近くに川があるのですが、酷い悪臭です。
日本企業が浄化技術を提供し始めたそうです。
ただ、一時的に水が綺麗になったとしても、それを維持するのは人の意識です。
私が子供の頃、隅田川も真っ黒でした。
ただ、今では綺麗になりました。
ここが日本民族の素晴らしい所です。
ホーチミンの一部でゴミの分別条例が出来たと言うニュースを見た事があります。
ベトナム歴3年3ヶ月の私から見れば、全く意味のない条例でしょう。
これは無理ですよ。
出来ないのならハナっからやらない方が良い。
なぜ、今更こんな内容のブログを書くか?と言うと、自分が日本語を教えている実習生が日本で生活をするからです。
日本に行った実習生は、便利な公共交通、桜や紅葉の美しさ、冬の寒さなど、本当に驚くと思います。
ただ、モラルの高さにも驚くと思うのです。
自分で何かを感じ、帰国して子供が出来たときに、自分の子供に対してポイ捨てを注意する大人になって貰いたいです。