実習生の目線で実習生と生活を共にする。一日の始まりは一杯のPHOから。。。
朝ご飯は食べなくても大丈夫です。
家庭があり、自宅から通勤していた頃は、朝起きるとテーブルの上に朝食が並んでいたので、何となく食べていました。
胃袋だけは人一倍丈夫なので、朝から八宝菜でも、天丼でも食べることが出来ます。
ホーチミンに住んでいる頃は朝の通勤途中でバインミーを買っていました。
ホーチミンでプータローになってからは、朝の6時からHU TIEUを食べに行っていました。
ハノイのアパートから学校までの道のりで、幾つもレストランがあります。
殆どがPHOかBUN BO HUEの店です。
食べ物にはうるさくないんですよ。
取り敢えず腹に収まればなんでも良い方です。
ただ、混んでいる店は客が溢れて、肩を寄せ合って食べているし、ガラガラの店はいつ通ってもガラガラなのです。
このガラガラの店が隠れ名店だったりする可能性はゼロですね。
肩寄せ合って食べるのも苦手なので、ここハノイで朝ごはんは食べないのです。
。。。と、これが少し前の朝でした。
最近は毎朝ご飯を食べているのです!
それも、実習生達と!
学食でフォーが食べられるのです。
全員が食べる訳ではないので、毎日何食かの限定のようです。
7時半に行くと売り切れです。
ステンレスの台の上に予めフォーが入ったドンブリが重ねてあるのですが、学食に入り、ドンブリが無いと『ガッカリ』です。
なので、最近は7時15分には学校に到着出来るようにアパートを出ているのです。
それでも肌寒い日がなんか、実習生も温かいフォーが食べたくなるのか、早々に売り切れてしまいます。
具はソーセージ、魚、豚肉、鶏肉、卵の中からチョイスします。それに、もやしとネギです。
1杯20,000VND(約100円)なのですが、具がいくつまで?とルールがあるのか知りません。
ときどき全部乗せにしてくれるのですが、これは先生特権なのだろうか?
さて、今日学食にいくと残り2つです。
あー間に合ったーと朝からホッとします。
前に並んでいた生徒が『先生も食べますか?』との事
テーブルに付いてから気がついたのですが、わたしに質問をした生徒は彼女と2人で仲良く食べる予定だった様なのです。
可哀想に私が1杯横取りをしてしまったので、彼はインスタントのラーメンをすすっていました。
朝からゴメンね。
今日はネギももやしも売り切れです。
卵を入れてもらいました。
卵と言っても、ここはベトナムですからね。
知らない人にはインパクトの強いホビロンですよ。
私は既に、ほぼベトナム人なのでぜんぜん大丈夫です。
お兄さんが具材を乗せてくれるのです。
この後は自分でグラグラのスープを注ぎます。
このスープが美味い!
朝から実習生と並んでる食べるのはとても楽しいです。
私は起きてから40分程しか経っていないので、まだ寝ぼけていますが、実習生は早起きしてラジオ体操までやっていますからね。
頭が下がるのです。
ドンブリを持ってテーブルに付くと近くの実習生が、「サッ!」とスプーンと箸をナプキンで拭き、私にくれます。
そんな事は必要ないのですが、気がつくと言うのは素晴らしいですね。
今の若い日本人では出来ないのではないでしょうか。
「今日は寒いねー」なんて話しをしながら、フォーを食べていると、つくづく実習生に生かされているんだなーと実感するのです。
いただきます。