スーパーカブに乗るのが楽しくて堪りませんね。さすが世界のHONDA!
ブログ内に「スーパーカブ」と言う単語がたくさん登場するのですが、厳密には「スーパーカブ」では無いのです。
HONDAと言うロゴが一つも付いていません。
何と言っても60,000円ですからね。
エンジンが付いている乗り物としてこの価格は驚きです。
でも、姿かたちは「スーパーカブ」そのままなのです。
※以降、「カブ」としましょうね。
ガーさんと勢いで買ったしまったこの「カブ」なのですが、当初は「無駄な物を買ってしまった。。。」と後悔のかたまりでした。
まず、肝心のエンジンが掛かりません。
セルはキュンキュン回るのですが、掛からないのです。
毎朝、挑戦するもエンジンを掛けることが出来ずに、LEADでの出勤が続きました。
それに、激遅い。。。
125ccのLEADの加速、スピードに慣れてしまっていたので、カブの遅いこと。。。
ギアの1速は無いに等しいですね。
4速に入れ、フルスロットルでも50kmが目一杯です。
でも、良く考えてみれば、50ccですからね。
日本で考えれば法定速度30kmです。
ある晩、ガーさんと慣らし運転をした翌日からは一発で始動する様になりました。
セルを一瞬押し込めば、「ドドドド・・・」と単気筒の小気味良い音と共にエンジンが掛かります。
スタンドを立て、30秒位そのままにしておくと、更に安定します。
以前、日本で乗っていた250ccのオフロード車も始動はキックでした。
上死点を足で探り、体重を掛けて一気に踏み込む動作は儀式の様で楽しいのです。
時々、ケッチンを食らい「う〜っ」と唸っていました。
60,000円の愛車「カブ」なのですが、最近は乗るのが楽しくて堪りません。
LEADを乗っている時はガンガン飛ばしていましたが、カブが快適なのは20〜30km位ですね。
30kmを超えると、エンジンが喘いでいる様な気がして可愛そうになります。
時々、ギアが入らずに「ブ〜ン」とエンジンを回してしまうことがありますが、太い道に合流する時なども、シフトダウンをしてスムーズに流れに乗ることが出来る様になりました。
LEADはあまり乗りたくなかったのですが、カブはどこか遠出をしてみようかな?と思うので不思議です。
真っ直ぐな道をトコトコと走ったら気持ち良いと思うのです。
それに何と言ってもベトナムでは50ccのバイクは免許が要らないのです。
ハノイでも時々、道端におまわりさんが立っていてバイクを捕まえています。
ただ、ノーヘルや4人乗りをスルーさせているのに、どうして捕まえたの?と言うバイクも見かけます。
交通量の多い昼間は、他のバイクに隠れて、おまわりさんの前を通り抜けるのですが、夜、1台だけで走っている時におまわりさんが立っていると肝を冷やすことになります。
私は◯◯を持っていませんからね。
カブであれば、堂々と走る事が出来るのです。
子供の時に見た「カブ」はおっさん臭い垢抜けないバイクのイメージでした。
寅さんに出てくるタコ社長が乗っていました。
博さんも時々、荷台に印刷物を乗せ走っていました。
自分がおっさんになってみると、こんなに素敵なデザインはありません。
50ccはタイヤが細く、ちょっと昆虫っぽくも見えます。
累計生産台数が1億って凄い数字です。
愛車カブには、まだナンバープレートが付いていません。
外国人だと登録が面倒くさいということでガーさん名義で買ったのですが、故郷のクワンビンでの登録が必要らしく、まだ、届いていないのです。
燃費も驚異的と言いますね。
これまでに70km程度走りましたが、燃料のメーターは「F」にピッタリくっついたままで、減る様子がありません。
時速25km程度で走っているので、一体、満タンで何キロ走るのやら。。。
なんちゃってカブでこれだけ快適なのですから、本物のHONDAのスーパーカブはどんなバイクなのでしょうね。
日本で新車を購入すると20万円以上します。
耐用年数を考えると、今乗っている「カブ」でさえ一生モノなのですが、出来れば何時の日か、HONDAのスーパーカブに乗り換えたいですね。
今日は天気が良いので、少し遠回りをしてアパートに帰りましょうか。。。