第3回目の空手教室が無事終わりました。最近のワタシは、ベトナム版体育教師なのです。
THUAN AN KYOTOでは、毎週土曜日に空手の稽古をしています。
武道は日本の礼儀作法を理解したり、正しい姿勢作りに最適なカリキュラムだと思います。
午後2〜3時までの1時間だけなのですが、実習生が「空手」をどう感じたか?とても気になる所です。
でも、顔を真っ赤にして、汗をかきながらも参加してくれる実習生を見ていると「無駄」にはなっていない様な気がします。
小学生の息子に何かしら武道を習わせたくて始めた空手ですが、当初、私は参加するつもりが無かったのです。
市の広報誌に「空手教室」の文字を見つけ、日曜日の朝、学校の体育館に行きました。
「おい。オヤジも靴下脱いでやってみろ。」から全ては始まったのです。
稽古は、毎回同じ動作の繰り返しです。
でも、その単調な動作がとても難しいのです。
これは大人の愉しみです。
昨日の空手クラスですが、初体験の実習生が多くいました。
基本的に毎回同じメンバーなのですが、昨日は健康診断に出掛けた実習生が多く、新規の希望者も参加しました。
先生は何と言って、希望者を募っているのでしょうかね?
「KARATE やりたい人〜〜?」
だろうか?
KARATEと言ったって、全く知らない実習生が殆どだと思います。
そうそう。。。床に敷くマットを買い足して貰ったのです。
これで、ほぼ部屋全体に敷かれました。
稽古をしていると、実習生の個性が出て面白いですね。
なかには、完全に空手にハマっている男子もいます。
稽古が終わり、教室の前を通ったら、一人で黙々と「下段払い」をしていました。
体格の良い彼なのですが、動作がカチカチです。
私も坂本師範に「お前はロボットみたいだ」と良く注意されたものです。
推測なのですが、日本語の習得もはやいだろうか〜〜と言う女の子もいます。
昨日は外受け、内受け等を教えたのですが、私が数回やってみせると「そのまんま」真似をする事が出来るのです。
「目」から取り込んだ情報を「身体」で再現する事が出来ます。
これは耳で聞いた日本人の音声をそのまま、発音する事が可能だと思うのです。
彼女とはまだ授業をしたことがないので、そのうち、自分の目で確かめたいと思います。
昨日は23人が参加しました。
マットの面積は広くなりましたが、この人数だと移動基本などすることが出来ません。
次回は2クラスに分けましょうかね。
その場での基本ばかりでは、飽きてしまいますからね。
先週は稽古の後、校庭に全実習生を集め、ラジオ体操の練習を行いました。
順番こそ合っていますが、その動作はどこを伸ばす運動なのか?緩急がありません。
高校生の時に陸上部の顧問、体育教師で岡野先生がいましたが、完璧なラジオ体操を仕込まれました。
真剣にやると、筋肉痛になるくらいの強度です。
職種によっては、毎日ラジオ体操をしますからね。
実習生が日本に行ってから、THUAN AN KYOTOの生徒さんはラジオ体操が上手だね〜と言われる様になりたいのです。
空手の稽古に続き、1時間のラジオ体操です。
このベトナム版体育教師の様な展開は予想していませんでしたね。
でも、予期せぬ出来事で過ぎていく日々は刺激的で楽しいのです。
さて、明日は久しぶりの筋肉痛でしょうかね。。。