朝から美味しいPHO BOを食べシアワセな気持ちに浸る
日曜日の朝はついつい、ベッドの中でゴロゴロしてしまいます。
ガーさんが故郷に帰って私一人だったりすると、早起きするのですがガーさんがいると違います。
野菜を刻む包丁の音、風呂場で洗濯している音などを遠くに聞きながら温かい布団の中で微睡むシアワセ。。。
今朝は朝から「お楽しみ」があります。
アパートから徒歩15分程度の場所にある店へPHO BOを食べに行くのです。
たかだか一杯の麺料理ですが、昨晩から楽しみなのです。
日曜日の午前9時はこんな感じです。
平日もこの程度の交通量だと嬉しいのですが。。。
到着してみると
「開いてる?」
お客さんは誰もいないし、店内は薄暗いです。
ガーさん「大丈夫。やってる」
この店ですが、数ヶ月前に通勤途中で見つけました。
当時、OPENしたてで店内はガラガラでした。
私は混雑した店が苦手なので、入ってみることに。。。
店の看板を見れば一目瞭然ですが、「牛」がメインです。
PHO BOを注文したのですが、美味しい!
今まで食べた中でもダントツの旨さです。
スープに甘みがあり、薄切りの牛肉も柔らかいのです。それに、上に乗ったネギがアクセントになっています。
以来、何度か足を運んでいます。
今日はガーさんと二人でPHO BOを食べます。
妖怪アンテナの様な寝癖がついたお兄さんが作ってくれます。
このキラキラスープが堪りません。
粒の粗い胡椒に、にんにく、それにライムをたっぷり絞るのがワタクシ流です。
「お・い・し・い♥」
味にうるさいガーさんも納得のスープなのです!
食べ終わり、アパートに向かう道のりは「美味しい珈琲を淹れよう!」と頭がイッパイです。
ヤフーやYou Tubeで日本からのニュースをチラチラと見ていますが、日本はなんだか「おかしな国」になってしまいましたね。
平然と嘘を付く人が増えています。
あまり深くニュースを読むと、心がザワザワしてしまうので、大変失礼ながら「対岸の火事」程度の扱いです。
私は言えば「シアワセ」なのですね。
先程食べた1杯200円に満たないPHO BOは昨晩から楽しみにしていましたし、日々、ガーさんが作ってくれる料理も最高です。
特別な料理ではありません。
通常のレパートリーと言えば、5種類程度です。
この5種類がローテーションで出てくるのですが、これでも十分に楽しみなのです。
夜、ベッドに入ると翌朝の食事が気になって「明日の朝ごはんな〜に?」と聞いてしまいます。
※最近は流石にうるさく思われている様です。
ベトナムで暮らして4年5ヶ月位経ちますが、あのまま日本に住み続けていたら、この「シアワセ」は絶対にありません。
吉岡秀隆さん扮する満男から「ねえ、おじさん人間のシアワセってなんだろう?」と聞かれても、今だったら正しく答えることが出来ます。
シアワセと言うのは以下の様にプラス方向に出っ張るのではありません。
・年収一千万を超える
・高級車を所有する
・都心の一等地に邸宅を構える
・超美人の奥さんを持つ(←これは少し羨ましい♥)
本当のシアワセはマイナス方向に引っ込んでいる要素が少ない(無い)事だと思います。
・コロナに怯えることがない
・仕事や収入、健康、老後の心配をしない
人間は1日の中で自分の力ではどうしようもない事を延々とクヨクヨ考えている・・・と聞きます。
私は「これ」が無いのです。
気持ちはスコーンと抜けています。
この蟠りのない状態というのはとても大切です。
禅の本などを読んでいると、一杯の白湯に有り難みを感じ楽しむ・・・と言った表現が出てきます。
生暖かい、ただのお湯が美味しいのですから、PHO BOが不味いわけがありません。
音楽を聞いてもストレートに心に響いてきます。
そう言えば、Paul McCartneyの新譜が出ましたね。
コロナ禍で世界中が混沌とするこの年末に発表するあたりはさすが大御所です。
発表前から楽しみにしていました。
全ての楽器を演奏しているDIYだとか・・・
なるほど。。。もう78歳ですかね。声の張りはありません。
ドラムのドタバタ感も逆に新鮮です。
ついつい毎日聴いてしまいます。
さて、来年は新しい環境でのスタートです。
気負う事無く自然体でマイペースで出来ることをするだけです。
皆様も良いお年をお迎えください。