来年の桜はマスクなしで楽しめるのだろうか。。。
日本のニュースでは扱われていないかもしれませんが、ベトナムもコロナの第4波で荒れています。
ホーチミンはもう随分前から完全ロックダウン状態。
今日からは夜間禁止だそうです。
ハノイもこれまで頑張ってきたのですが、残念ながらウチの学校も明日から2週間の閉鎖が決まりました。
同時期に入学し日本語を勉強し始めても、まだ、ベトナムで日本行きを待ち続けている実習生、感染の谷間に運良く日本に行けた実習生。。。
ちょっとしたタイミングですが、大きな差が出てしまいました。
彼らの日本での生活はたった3年です。
授業をしていると、彼らの多くは「日本で桜を見て、寿司や刺し身を食べる・・・」と念仏の様に唱えています。
これは、
Q:日本に行ったら何をしたいですか(何を食べたいですか)に対する模範解答ですね。
その桜だって、去年、今年と台無しになってしまいました。
技能実習が終わったって、観光で行けばい〜じゃない・・・と言うかもしれませんが、現在ベトナム人は簡単に日本旅行を楽しむことは出来ないのです。(ツアーは別)
来年の春にはマスク無しで桜の樹の下を自由に散歩出来れば良いですね。
そうなれば、Facebook大好きな彼らですから、桜の木の前でポーズをとる、写真で溢れる事でしょう。
さて、明日の月曜日から、学校が閉鎖です。
ハノイのレストランは既に店内での飲食が禁止になり、先週からは持ち帰りもストップしました。
こうなると、「ガーさん」は「ガー様」に昇格します。
いよいよとなれば、自分で目玉焼き程度作る事は出来ますが、買い出しが大変です。
ローカルの市場は言葉が通じないので、ベトナムのコンビニに頼らざるをえません。
ガー様がいれば、三度三度美味しい料理を用意してくれます。
そして、部屋の中はいつもピカピカ。
毎朝、絶品オレンジジュースを搾ってくれます。
学校には行きませんが、私にはSkypeの授業があります。
最近、この授業も大切な仕事だな〜と痛感しています。
ずーっと指名を貰っているハノイ在住の女性がいます。
マンツーマンのレッスンは基本的には複数人な日本人が担当します。
ただ、気に入った先生が見つかると、「私は毎回〇〇先生でお願いします!」と運営側に交渉しているのでしょう。
彼女も途中から、私が専属教師になりました。
彼女はPanasonicに勤めていて、小さな子供もいます。
「気合が違うな〜」と笑ってしまうのですが、毎回授業は午後6時からです。
時間になると、毎回、こちらからSkypeでコールをします。
「もしもし」と声が返ってくるのですが、後ろから聞こえるのはハノイの雑踏です。
毎回、仕事が終わり、帰宅途中から授業がスタートするのです。
授業開始から約5分程度で、雑音が減り「コツコツ」廊下を歩く音に変わります。
次は「ピンポ〜ン」です。←エレベーターに乗った。
そして、部屋の鍵を開ける「ガチャガチャ」と言う音。。。
そこからは静かになるので、授業もやりやすくなります。
担当したばかりの時、「どうして、もう1時間後ろにずらし、ゆっくり授業をしないのか?」尋ねた事があります。
「時間を無駄にしたくない」そうです。
私の授業は文法の細かい部分まで修正をするので、スマホに表示されたテキストを良く読む必要があります。
穴ぼこだらけ、歩道でもバイクがかっ飛んでくる、ハノイでよく歩きながら集中し勉強出来るものだと感心してしまいます。
学校で「勉強をやらされている」のとは大きく違います。
彼らは将来の為に自腹を切り、貴重な時間を使い日本語を勉強しています。
担当する私も限られた時間、期間で生徒から必ず「この先生と授業をして良かったな〜」と満足してもらう必要があります。
学校再開は2週間後です。
それまでは、Skypeの授業に励みましょう!←鼻息荒い