ブランドやモノの価値について考える。
昨晩は久しぶりにガッツリ寝ることが出来ました。
歳を取ると、夜に覚醒しやすくなると言いますからね。
今朝の様に午前8時近くまで、ぐっすり眠ることが出来るとなんとも幸せな気持ちになります。
朝食はガーさん特製のバインカインです。
実は今日で4連チャンですが、この麺料理は全く飽きませんね。
白濁したねっとりスープです。
魚のフレークが入っている日もあれば、蟹の日もあります。
食後、久しぶりに6階の物干しスペースでアイスコーヒーを楽しみます。
スッキリと晴れています。
ハノイはコロナの感染拡大により、不要不急の外出が禁止されています。
町中には公安が立っており、捕まると非常に面倒くさい事になるそうです。
走っているバイクも少ないのか?空気も澄んでいる様な気がします。
ハノイの町中をバイクで走っていると、SUPREMEやグッチなどのTシャツ、ルイヴィトンやカルチェのバッグなどをよく見かけます。
勿論、フェイクです。
ホーチミンと違いハノイには直営店が数えるほどしかないし、仮に店があったとしても、ベトナム人の平均給与を考えたら、買うためには、半年〜数年お金を貯める必要があります。
中国からの映像で偽物の時計をブルドーザーで潰すシーンを見たことがありますが、ある意味、ベトナムは中国以上にコピー商品天国だと思います。
ホーチミンのベンタイン市場やロシアンマーケットに行くと、服、時計、バッグ、香水、スピーカーなど、ありとあらゆるコピー商品が売っています。
「パット見」本物か?偽物か?見分けがつかない商品が多いです。
日本の冬に着たいな〜と思う、ゴアテックスのジャケットも多数売っていますが、「この値段」じゃ〜絶対に入手する事我出来ません。
町中をバイクで走っていると、眼鏡屋を多数見かけます。
日本で言うところの大型店舗でなく、昔ながらの個人経営です。
店内の壁面は棚になっており、眼鏡が多数陳列されています。
最上段はメーカー名の電飾になっています。
NIKON、Ray-Ban、TOM FORD、CHANNEL、ARMANI、dunhill、CELINE等など・・・
勿論?これらも全て偽物です。
今、掛けている眼鏡が壊れたら、以前、映画の中で見たTOM FORDの黒縁眼鏡が欲しいと思っています。
楽天などで検索してみると、3〜4万円程度です。
紫外線の色が変わるレンズも入れようなら、5〜6万程度になってしまいます。
上記の店で買ったらフレームは幾ら位するのでしょうかね?5,000円か?10,000円か?
「ブランド」について特別な思い入れはありません。
ただ、正規のブランド品は細かな所まで丁寧に作られていますし、耐久性も高いです。
今、掛けている眼鏡だって、5年以上前に購入した物です。
これは、サングラスとして買ったのですが、フレームのデザインがとても良いので、レンズを交換して眼鏡として毎日、使っています。
ホーチミンでRay-Banのサングラスを買ったことがありますが、わざわざ、デパートの眼鏡コーナーで買いました。
「ここ」で買えば本物でしょう。
度付きのレンズに変更して、やはり、4〜5万円程度掛かったと思います。
偽物でも無メーカーでも、「良い製品」であれば良いのです。
ただ、売るために「偽のロゴ」を冠している商品に良いものはあまりありません。
大きなメーカーでなくても、こだわりを持って作られた商品もあるのでしょうね。
今、学校に行くと時はワイシャツを着ています。
下着はユニクロです。
透けにくい、ラクダ色のエアリズムを着ていたのですが、古くなり捨ててしまいました。
ガーさんがユニクロのタンクトップを買ってきました。
パッケージの日本語を見ても、吹き出してしまうインチキレベルです。
このインチキ商品を作った人は日本人の友達がいないのでしょうか??
片棒を担ぐつもりはありませんが、正しい日本語を教えてあげたいです。
実際の商品も懐かしい昭和のシャツです。
「新素材」とは全く無縁です。
綿100%の真っ白なタンクトップです。
もう少し、ゆったり作られていれば、裸の大将です。
さぞかし、大きなリュックサックと塩にぎりが似合う事でしょう。
「安物買いの銭失い」という言葉がありますね。
安価な価格で簡単に買ったものには、あまり愛着が湧きません。
汚れたり、壊れても捨てて、新しい物を買った方が簡単です。
対して、ちょっと無理をしたり、お金を貯めて買った物は大切にします。
これって、とても大切な事だと思います。
この国ではある程度の収入がないと難しい事なのですが。。。