「ホーチミンで最強メシに出会う」の巻
昔から腹に入れるモノに特別なこだわりはありません。
3日間同じ夕飯が続いても文句なんて言いません。
別に食べなくたってい〜んです。
ハノイでは週末などにスパゲッティを茹でていたのですが、小洒落たものを作ろうと思うと、結構な食材費になってしまうのです。
美味しいパスタ、オリーブオイル、ベーコン、フレッシュトマトなどなど・・・
せっかくのパスタなので、赤ワインも。。。なんて、勢いで買ってしまうと、レジでビックリする羽目になってしまいます。
この金額があれば何杯のPHO、何本のバインミーが食べられる事でしょうか。。。
ホーチミンに引っ越して約3週間・・・
アパートと職場の近辺に適当な飯屋を数軒確保しました。
毎日、同じ店でも構わないのですが、「またヘンな外国人来た〜」と思われるのが少々恥ずかしいです。
「数軒」と書きましたが、2軒以外は麺料理です。
これらの麺はとても美味しいのですが、麺ばかり啜っていると、パワーが入らない様な気がしてきます。
さて、「米」がワシワシ食べられるお店を同僚に教えて貰いました。
職場から徒歩3分の絶好の位置です。
ベトナムのローカルレストランでは一般的なスタイルです。
ご飯にスープ、それに十数種類のおかずから数品を選ぶことが出来ます。
豚肉と卵の煮物、煮魚、野菜、モツなど、何でもあります。
この手の店は以前から、時々食べていました。
低い間仕切りのあるシルバーのトレーにご飯をドンッ!、おかずをエイヤッ!と乗せてくれます。
これをスプーンでワシワシとかき込むのです。
数日前に教えて貰ったお店もシステムは基本的には一緒なのですが進化系なのです。
選んだおかずをそのままトレーに乗せるのではなく、金属製の小皿に移した後、コンロの直火で温めてくれるのです。
なので、煮魚も厚揚げの肉詰めもアチアチなのですね。
※この温め様に使っている小皿が欲しいですね。卵とじ料理にピッタリです。
さて、昨日仕事が終わってから、一人で行ってみました。
おかずのチョイスは
・豚肉と玉ねぎの炒め物
・厚揚げの肉詰め
・煮魚
の3品
おかずの後ろに「ご飯」がありますが、お替り自由です。(勝手にどうぞスタイル)ざっと3杯分くらいあります。
野菜もカゴに入れてくれます。 ドレッシングを掛けたり面倒くさい事をせずに、ご飯とおかずを食べている途中で野菜を口に押し込みます。
食べている途中、お店のオバちゃんがなにか話しかけてくれるのですが、??チンプンカンプンです。
「アチアチスープのお替り」が出てきました。
1杯目のスープは鍋から自分でよそったので、冷たかったのですが、わざわざ別に私の分を移し温めてくれたのです。
そして、背後から「スイカ」が二切れ出てきました。
オバちゃんは無言で頷きながら、テーブルに置いてくれました。
「う〜〜〜む」ミシュランに推薦したいレベルのサービスなのです。
ご飯は2杯食べました。おかずも全て平らげました。
これで70,000VND(約400)です。
日本からは「安っ!」と言う事が聞こえてきますが、ベトナムローカルレストランに慣れた私にとっては「高っ!」です。
先日まで住んでいたハノイのレストランでは同様の料理は30,000VNDでした。
まあ、大学が近くにあったので、学生価格ではあります。
何はなくとも、腹いっぱいメシを食えると言うのは幸せなものですね。