ガーさんと過ごす最終日。思いっきり田舎の親戚の家でご馳走になる。
ガーさんと過ごした数日でしたが、実は予想以上に楽しかったのです。
それも、今日で終了。
ガーさんは今日宮崎県、私は明日ホーチミンに戻ります。
今日はガーさんの友達がやってくるとの事なので、午前中は別行動です。
私は一人、ホテル近くで、PHO GAを食べます。
普通に美味しいです。
因みに、唸る様なベトナム料理はお目にかかった事がありません。
まだまだ時間があるので、カフェに移動します。
ホーチミンでも見かけるカフェなのですが、どの店舗でもインテリアが素敵です。
最初から古い作りだったのか?こういう時加工をしたのか?
午後はガーさんの親戚の家に新年の挨拶に行きます。
ハノイから西方向に約1時間高速道路を走らせます。
もっと迫力のあるバラックの様な家に住んでいる地方もありますが、ベトナムの田舎に来ると大体こんな感じです。
屋根瓦も独特です。積まれている煉瓦もホーチミンでも見るものとは異なります。
91歳のお婆ちゃんにお年玉をあげるガーさん
このお婆ちゃんは元気でした!
腰は90度に曲がってしまっていますが、塩ビのパイプを杖がわりにして、一人で歩き回るのです。
10メートル程離れたトイレだって一人で行きます。
階段だって数段あるのですよ。
これっぽっちも家族に手伝って貰いません。
これは、在宅介護でなく、単なる同居ですね。
日本は介護保険制度そのものが破綻してしまいそうですが、昔はこんな感じで高齢者が家族と生活を共にしていました。
シャワーだって、食事だって一人で全て出来るのです。私は高齢者施設で働いていた頃を思い出してしまいました。
ピンピンしているお婆ちゃんに家族は少し参っている様ですが、ベトナム戦争も経験した91歳のお婆ちゃんなんて神様の様な存在です。
ベトナムの田舎での「あるある」ですが、ご近所さんが続々と集まります。
『オラ、髪の毛の生えてねー人間さ初めて見ただよ』
『オラ、日本人さ初めて会っただよ』
と言ったところでしょうか?
会話が訛っていますが、本当にガーさんが聞き取れないほどの方言だそうです。
ここで改めて、ベトナム語を諦めた私です。
田舎の人は小柄です。
大体、誰と写っても、地球人と宇宙人の様な絵柄になってしまいます。
いつのまにか、叔母さんに借りたおばさんモンペに履き替え体重を計るガーさん
近所を少し散歩しますが、本当に何も無いのです。
バナナは食べ放題
唯一の観光スポット?お寺?です。
こんな田舎でも、Wi-Fiはあるのです。
遊びに来た姪っ子はiPadでゲームをしています。
この可愛らしい女の子は私の頭が珍しいのがあるか?遠慮がちに頭を触りに来ました。。。
外から、民族音楽?が聞こえてきます。
どうやらお葬式だそうです。
延々と人の列が続きます。
日本に戻るつもりがないので、私も「最後」はこんな感じなのでしょうね。
田舎では良く自家製の酒を作っています。蒸留酒ですね。
ここからポタポタと出てくる。
米だって勿論自家製米です。
さて、今日は鍋料理をご馳走してくれるらしいのです。
ちなみに敷地内で豚と鶏をたくさん飼っています。
お父さんが我々の為に鳥を2羽しめてくれました。
牛肉と野菜は市場で買ってきたそうです。
みなさん揃って鍋パーティです。
本当にごちそうさまでした。
私はお土産に美味しいお茶を貰いました。
日本に行ってしまう、ガーさんは大量のお土産を持たされ、バッグに入れる事が出来ず、私が溢れたガーさんの着替えを持って帰る羽目に。。。
洗濯しておいて12月の再開時に渡します。
さて、これでガーさんと過ごした数日も終わりなのです。
我々の今後については、改めて書くことにしましょう。
ガーさんは深夜の便で日本に帰って行きました。
これまで2年以上頑張ってきたのですから、後10ヶ月位あっという間でしょう。
ガーさん、今度は12月25日ハノイで会いましょう!