もしかしたら物凄い薬に出会ったかもしれない。アトピー体質のワタクシ。
ブログに何回か書いていますが、生まれつきアトピー体質です。
子供の頃は『大人になったら治るからねー』と言われました。
でも、結局55歳になった今でもお付き合いは続いています。
アトピーの人にしか分からない苦しみや苦労があります。
私はまだ症状が比較的軽いのですがよーく分かります。
私は痛みに結構強いです。
ホーチミンでバイク事故を起こした時も、治療せず折れた鎖骨を我慢して治そうとしていました。
痛みを我慢してバイク修理のためHONDAのサービスセンターに行ったのですが、店の前で転けそうになり、両手で踏ん張った時『ポキン』と見事な音がして聞こえ、辛うじてつながっていた鎖骨が真っ二つになってしまい、冷や汗が出てきたので諦めて入院〜手術をしました。
でも、痒みにはとても弱いです。
痒みを我慢するのは本当に辛いですね。
健康な人から、掻かなければ治ると言われますが、そんな簡単な事ではありません。
これは、アトピーの人にしか分からない事です。
私の場合は、肌の調子の良し悪しが交互にやってきます。
精神的な弱さもあると思います。
初めての事にチャレンジする時などは、無意識のうちに掻いていることがあります。
寝ている時も要注意です。
これは無意識ですからね。
ヘルメットを被って寝たこともあります。
それでも痒くなるとヘルメットを脱いでしまうのですね。
これは長袖を着たり、手袋をしても同じことです。
痒いところに爪を立てている時は、鳥肌が立つ程の快感です。
爪は極端に短くしています。
これはとても大切なことです。
深爪の一歩手前状態にしておくと、手が痛くて描くことができません。
でも、現実はそんな甘いもんじゃ無いのですよ。
手で掻け無いとなると尖った物を探し始めます。
東京で介護の仕事をしていた時色々な理由でストレスがピークだった時があり、ドライヤーの熱風を当てていた時さえあります。
この時ばかりは最悪の状態になり掛かりつけの医者に『このまま悪化すると死ぬよ』と言われました。
色々な薬を飲んで飲み、塗りました。
俗に言うステロイドです。
副腎皮質ホルモンです。
子供の頃から塗っているので皮膚は薄くなってしまいました。
体質改善!と思い漢方薬も試しました。
何種類も葉っぱや根を煮出した物でしたがら苦いのなんのって。。。
気分が悪くなり吐いてしまったこともありました。
治すためには諸説あります。
日焼けが良いとか悪いとか、玉ねぎ水が良いとか。。。
海に入って日焼けをして良くなった事もありました。
ただ、これさえやれば大丈夫!と言う絶対的な正解はありません。
ベトナムに来てからも一緒です。
ホーチミンに住んでいる頃、季節の変わり目が無い分、状態は良かった記憶がありますが、薬は飲んだし塗っていました。
ハノイに来てからはあまり良くありませんね。
まず空気が悪い!バイクに乗る時にマスクはしていますが、肌は空気にさらしていますからね。
さて、ウチのガーさんなのですが、物凄く親身になって心配をしてくれます。
数週間前のことですが、ベトナムにも漢方薬はあるんだよなー。と思いました。
朝鮮人参の様なものは街中でも良く見かけます。
田舎に行くとお酒に漬けたものを良く飲んでいます。
ガーさんに漢方薬の事を相談してみます。
直ぐにインターネットで調べてくれました。
そしてある漢方薬の店とやりとりを始めました。
その時あまり調子が良くなかった頬の写真も送信しました。
2日後にベトナム漢方薬が到着しました。
想像と全く違います。
塗り薬は真っ白なクリームです。
それに飲み薬。
それから、シャワーの後に使う謎の液体です。
数リットルのお湯にスポイトで数滴垂らして、浴びるのです。
とても怪しい雰囲気一杯です。
日本では漢方薬を何ヶ月続けたでしょうかね?
まったく改善が必要みられないのと、経済的に厳しくなって止めてしまいました。
本当に高かった記憶があります。
今回の漢方薬も高いのです。
日本人感覚で言えばそうでもありません。
でも、一般的なベトナム人の給与では買い続ける事は難しいでしょう。
白いクリームは1日に2回塗ります。
これは全身ガーさんが本当に丁寧に塗ってくれるのです。
『手当て』と言う言葉の意味がよく分かります。
さて、果たして漢方薬は効いたのか?が肝心ですね。
実は嘘の様に効いているのです。
家に引きこもっていたり、3度のご飯をガーさんが用意してくれているなど、色々な要素が絡んでいるとは思いますが、アトピー歴55年のベテランですからね。
効果は自分自身が1番良く分かります。
これって本当に漢方薬なのか、疑ってしまいます。
長い期間飲んだり塗り続けて、数ヶ月で効果がある出るかどうか?が漢方薬だと思うです。
でも、今回の漢方薬は即効性があります。
今日の段階で顔は本当に綺麗になってしまいました。
左の頬『耳寄りの一部分』と顎『右寄りの一部分』は細胞に異常があるのか?頻繁に痒くなり荒れていることが多かったのですが、薬を塗り始めてピタリと痒みが無くなり綺麗になりました。
店の担当者が『かならず治る』と話していたそうです。
もし、本当に漢方薬のお陰で改善したとなるとこれは本当に物凄いことですよ。
重度の方はアトピーのせいで鬱になったり、社会生活が送れなかったりします。
この薬で改善すればその様な方達の人生が明るくなります。
ハノイはこれからどんどんと暑くなります。
もう暫く続けてみて、もう一度このブログで報告をしますね。