入力をコントロールしてシンプルに生きる。
朝、目を覚ますと、まずスマホでヤフーを開きます。
寝ている間に大きな地震が起きていなければ良いな〜と思いつつニュースページを開くのです。
約1年前、志村けんさんが入院した時も、同様でした。
その時は「万が一の事態」になっていなければ良いな〜でした。
でも、残念ながら、その日はやってきてしまいました。
海外生活をしていると日本に関して圧倒的な情報不足になるので、時々、ニュースをチェックするのですが、最近は「コメント」ばかりをを気にする様になってしまいました。
ヤフーのニュースをクリックすると、下の方にコメントが表示されますね。
「あれ」です。
不倫や不正、犯罪に対して厳しいコメントが寄せられるのは分かるのですが、心が温かくなるような報道に対してもへそ曲がりが、ひねくれたコメントを書きます。
見なきゃ良いのですが、どうしてもチラチラ見てしまいます。
一昔であれば、新聞社に抗議の電話を掛けたり、手紙を書いたりしたのでしょうが、今の時代SNSと言うややこしくて便利な物があるので、おバカでも簡単に物言うことが出来ます。
ニュース記事そのものも質が低下しましたね。
私も時々、「当サイトに記事を書きませんか?」とお誘い頂くのですが、「ウエブ専門のライター」がいます。
私の様な素人に声を掛けてくるぐらいですから、ライターの程度は知れています。
1記事書いてもギャラは立ち食いそば1杯位にしかなりません。
こうやって偽ライターが巷に溢れ、日本のメディアの質をどんどん下げています。
「記事」だけでは無く、最近は「写真」も酷いですね〜
恐らく激安のなんちゃってカメラマンに依頼をしているのか?編集部にいる写真好きが撮っているのでしょう。
グラビアでモデルさんが写っているのですが、ピントがあっていないのです。
写真も安直です。
ロケ場所はホテルや民家、屋外・・・です。
例え民家でも、障子や畳など和風の素材を生かして写真が完成していれば良いのですが、単純に撮影に掛けるお金が無いと言う理由でロケ場所をセレクトしたとしか思えません。
キチンと撮影をしている雑誌もあります。
GQやCasa BRUTUS、PEN、女性誌だと、家庭画報、婦人画報・・・
この辺りの雑誌は写真も丁寧に撮っているし、レイアウトも綺麗です。
「う〜ん」と唸る位、綺麗です。
エンターテイメントも酷い様ですね。
「様です」と言うのは意識的に見ないようにしているからです。本当の所は分かりません。
SNSで時々、写真を見かけるだけですが、最近のお笑い芸人の多くは生理的に受け付けません。
幸い、静止画を見ただけで、その人達の「芸」はおろか、動いている姿を見たことがないし、声を聞いたこともありません。
見て「不快」と感じる物事は端から受け入れなければ良いのです。
ベトナムに来て4年8ヶ月ほど経ちますが、幸い?貧乏だし生活は恐ろしくシンプルです。
生活を構成する人や物が限りなく少ないのです。
笑顔のホーチミンに「ガーさん」「ガーさん」と頻繁に登場して、「やかましい」と思っている方がいるかもしれません。
井上陽水さんの「くうねるあそぶ」ではありませんが、
・ガーさん
・珈琲
・食事
・仕事
私の生活はコレぐらいしか無いのです。
生活がシンプルになると、本当に必要な物が見えて来ます。
コンマリさんは世界でも有名になってしまいましたが、彼女が提唱している「片付け」も「こう言った」事です。(事ですね?)
身の回りに溢れている不必要な情報に振り回されてしまって、皆「自分」を見失ってしまっています。
彼女の商売が繁盛するのも、世界中に迷子がたくさん存在すると言う事なのでしょうね。
SIMPLE IS BESTです。
・・・と言っても、今の日本で本質を見極めるのは至難の業です。
今は時期的に無理ですが、是非、「迷える子羊」がいたら、何も持たずに、ベトナムで1ヶ月位生活して欲しいですね。
コンマリさんの世話にならずに、大切なモノが見えてきます。
あ〜今日も珈琲が美味しい。