生まれ変わった「ASAKUSA」で和食をいただく。
実習生が200人もいると、「へぇ〜、日本語って一生懸命勉強すると、数ヶ月でこんなに上手になるんだ〜」と驚かせてくれるパターンがあります。
どんな事でも、「へぇ〜」と言う人の反対には「あちゃ〜」と言う人も存在します。
その実習生は“Dさん”と言います。
もう日本へ行ってどれくらい経つでしょうかね?
10代〜20代前半の若い実習生が多い中、Dさんは見事なまでのおっさんでした。
寮のベッドの下には酒瓶を隠しているでしょう?と疑いたくなるような酒やけした様な顔をしています。
勿論、例外はありますが、ある程度お年を召すと日本語を覚えるのに苦労をします。
Dさんも30半ばを超えていたでしょう。
一つ単語を覚えても、10分もすると忘れてしまうのです。
三歩進んで二歩下がるでなく、三歩進むと、四歩ぐらい下がってしまうのです。。。
日本行きが決まってからは苦労しましね。
私だけでなく、ベトナム人の先生もマンツーマンで日本語を教えていました。
日本行きまで1ヶ月を切ったあたりで作戦変更です。
このペースで勉強を続けていても、埒が明きません。
もう、難しくて面倒くさい質問は答えなくても良いです。
まずは、自己紹介、組合名、会社名をはっきり言えるようにします。
最終手段は「愛想振りまき大作戦」です。
何か分からない事があれば、酒やけした顔で「ニコッ」と笑って許してもらいましょう!
日本語は全然ダメダメのDさんですが、とても気が利くのです。
朝、何回か食堂で一緒にPHOを食べたことがあるのですが、Dさんは私を見つけるやいなや、箸やスプーンをサッととってくれるのです。
彼は建築の仕事なので、一通りの道具や指示を覚えればなんとかなるでしょう。
日本でも気の利いた仕事をしていれば親方からも可愛がってもらえるでしょう。
ここ数日、ブログをせっせと更新していますが、Dさんからコメントがありました。
勿論、ひらがなですよ。
漢字を覚えられるぐらいなら苦労しません
脱字がありますがコメントを貰って嬉しいですね〜
彼の日本語能力を考えれば日本でさぞかし苦労していることでしょう。
私は落ちこぼれの実習生が大好きなのです。
明後日からお世話になる送り出し機関でも愛すべきおっさん達がいれば一緒に日本語の勉強をしたいですね。
「おっさん」だけでなく、頑張っている人たちは基本的に応援したいです。
今日は移転したASAKUSAに行ってきました。
これまでブログで数回紹介しましたが、リーズナブルな日本レストランです。
数ヶ月前、ガーさんと行ったのですが、店の外観、看板が変わっていて「あ〜潰れちゃったんだ〜」と帰ってきたことがあります。
※実は同じスタイルを変えただけでオーナーは同じでした。
そして年明けから場所を変え新装開店です!
今度の場所は日本食のレストランなどが多いので、お手頃価格の日本料理はウケるでしょう!
グリーンホテルの1階にあります。この赤いサインが目印になりますね。
以前の店は大きかったのですが、今回はこじんまりしています。
テーブルは6つです。
正式なOPENは6日からだそうです。
それまではスタッフ教育期間です。
メーニューもホワイトボードに書かれた物からチョイスします。
ちなみに、以下が正規のメニューです。
私は牛タン塩焼き定食と餃子にしました。
▼牛タン塩焼き定食 160,000VND(約800円)
▼焼き餃子 60,000VND(約300円)
昨日You Tubeにアップされていた2020年末の孤独のグルメスペシャルを見てしまったので、白米をワシワシと食べお代わりもしてしまいました。
ここの近くに某お好み焼き屋があり、牛タンを注文した事があるのですが、肝心のタンが細切れなのです。
それに比べると、ASAKUSAの牛タンはボリュームもあります。
元、皇室御用達の京料理店のマネージャーをしていた立場から言うと、ASAKUSAの料理は絶品と言う訳ではありません。
この界隈には専門店も多いですからね。
でもお手頃な価格で腹いっぱい日本料理を食べたい方には是非、是非お勧めの店です。
店長に聞いたら昼間はお客さんで一杯になったそうです。
時々、顔を出すことにしましょう!
商売繁盛!頑張って貰いたいのです!