Foo FightersからBruce Springsteen
生活の中で音楽が途切れることはありません。
日本にいた頃は移動の最中も必ずイヤフォンで音楽を聞いていました。
駅までの距離、電車で移動する回数を考えると結構な時間です。
ベトナムでも散歩をしながら音楽を楽しみたいのですが、歩道でもバイクがガンガン走っているので、危なくて無理というものです。
iTunesを開くと「その年」にどんな曲を聞いていたのか?過去5年分のデータを見ることが出来ます。
笑ってしまうほど、同じ曲、同じアルバムばかり聞いています。
六本木に住んでいた頃は「Foo Fighters」の「Wasting light」ばかり延々と聞いてました。
少し前、久しぶりに新譜が発表になると言うことで楽しみにしていました。
待ちに待った新譜なのですが、ちっとも響くものがありません。
作品の「出来」が悪いのか?それともベトナム生活で音楽の嗜好が変わったのか?
ワンパターンの音楽生活ですが、iTunesのレコメンド機能が充実しており、少しづつ、お勧めを聴くようになりました。
・・・と言っても、お勧めに登場するのは過去の視聴履歴により判断された曲です。
結局は似通った曲やアーチストが並びます。
思いがけない曲と出会うには「ラジオ」が最適です。
ここはベトナムなので「radiko」を利用します。
時にお勧めなのはピーター・バラカンさんの番組です。
この方の守備範囲の広さと深さは半端ではありません。
2時間の番組なのですが、私の知っている曲が全く掛かりません。
前回の放送で「Bruce Springsteen」の曲が掛かりました。
「One Step up」です。
私の中でBruce Springsteenと言うと、ジーンズに白いT-シャツの袖をロールアップし、アコースティックギターをかき鳴らしながら叫ぶ・・・イメージが強いのです。「もみあげ」も・・・
we are the worldのビデオでも、当時「だみ声で煩いオッサンだな〜」程度でした。
でも、この曲は・・・心にしみますね〜〜
すかさず、iTunesで聞き直します。
一度聴くと、レコメンドにBruce Springsteenが登場します。
一番新しいアルバム「Letter to you」を聴いてみます。
「う〜ん。何とも心地よいロック、心地よいサウンドでしょうか」
アルバムの中から数曲、モノクロでPVが制作されていますが、どれも素晴らしい出来栄えです。
検索してみると、もう御年71歳なのですね。
Foo Fightersのロックは音圧が強すぎて、楽しむことが出来ません。
56歳になって、Bruce Springsteenの良さが分かる様になったと言う事でしょうか。
年を重ねるごとに音楽だけでなく、食べ物などの嗜好も変化するのでしょうね。
ベトナムでこのプロセスを楽しみたいと思うのです。