57歳にもなると出来ないことが増えてくる 3/4
その3:セロテープの端が分からない編
ガーさんは家計の為に日本製のサプリや服、時々はバッタモンまで、仕入れてはFacebookを使って売っています。
ですから、アパートには粉ミルクや紙おむつなどのダンボールが山積みになっています。
本題から逸れるのですが、ボーッと箱を見ていると、書いてある日本語を目で追ってしまいます。
「多い日も安全」
「羽つき」
「赤ちゃん本舗認定」
日本語なので、勿論、意味が理解出来ます。
そうすると、“へ〜”とか“なるほど〜”と多少なりとも脳みそ(少量)が反応します。
バイクでハノイの街なかを走っていると、看板など膨大な量のベトナム語が目に入ってきます。
ただ、私の場合はベトナム語が全く分からないので、◯や△の記号と同じなのです。
だから情報に溢れているけど、“へ〜”とか“なるほど〜”が一切ないのです。
これって気がつくととても面白い事だと思います。
話しは戻りますが、アパートにはダンボールを梱包する為に幅広の透明なテープがあります。
時々、使う必要があり、手にするのですが、「端」が見つからないのです。
指の腹でぐるりと1周なぞっても、テープの段差を感じることが出来ません。
爪ですか?
私は爪をとても短くしているので、全く引っかかりません。
時々、端っこを見つけることが出来るのですが、剥がす事が出来ません。
仮に剥がすことが出来ても、この幅広テープって、タテ方向に裂けてしまいます。
ハイ!イライラが頂点に達しました。ここで、援軍の要請です。
ガーさんはいとも簡単にテープを10センチ位に切って“フッ”と鼻息を1つ吐き、私にくれるのでした。