ごった煮、盛りだくさん、支離滅裂のタイムライン
出社しない日、ガーさんは私が自然に目が覚めるまで放っておいてくれるのですが、今朝は8時過ぎに起こされました。
キッチン前には大量の食料品が並んでいます。
早朝の買い物はいつものことなので、驚きませんが、今日はやけに多いです。
食料品を持って、今晩のバスで被災した田舎に帰るとの事です。
広範囲に渡り被災しているので、配給が間に合わないのか?そもそも無いのか?
いずれにせよ、ガーさん一家は食べるものがありません。
いつもは「ガーさんが居ない間に餓死したらどうしよう・・・」「背中に保湿クリームが塗れない・・」など駄々をこねるのですが、今回ばかりは応援しなければなりません。
長女のティーちゃんは今日から中学校に行く予定だったのですが、可哀想に着ていく服がなく諦めました。
私も一緒に行って掃除など手伝おうか?と提案しましたが、今はお金が必要なので、仕事+アルバイトを続けて欲しいと言われました。
その通りです。
今、左肩を痛めているので、行ったって大して役に立ちません。
55年間生きていると色々な事を体験するもんです。
何時、インストールしたのか?記憶にないのですが、iPadに「Amazon Photos」があります。
どこから吸い上げたのか?
「あ〜こんな写真も撮ったっけな〜」と言う画像が多数アップされています。
時系列に並んだ写真は私の人生のタイムラインです。
それにしても、種々雑多と言うか、支離滅裂と言うか、盛りだくさんです。
Amazon Photosをスクロールして時代を遡ってみます。
元家族との旅先でのスナップ、事務局長をしていた空手倶楽部、手伝っていた銀座の京料理店、それに、通所介護時代・・・
決して褒められる生き方ではありませんが、この支離滅裂ぶりと言ったら・・・
タイムラインのスタートはiPhoneやインターネットを使い始めてからです。
「それ以前」は更に無茶苦茶です。
通所介護の施設内で撮影した画像があります。
これは施設内での運動会ですね。
利用者さんの顔にモザイクをかけるべきかもしれませんが、「みなさんお元気で!」と言う気持ちを込めてそのままアップさせて貰いましょう。
画像データを見ると、「2012年」とあります。
まだ、8年しか経っていないのですね。
遥か昔のことの様に感じます。
PCでこの駄文を書いている間も確実に時間が流れています。
VAN HALENは亡くなり、キース・ジャレットは脳卒中の為に復帰することが出来ません。
ブロンディーは正気を保つために曲を書き続けているそうです。
本当にこの世の中何が起きるか分かりません。
私も将来に向けて色々な明るいプランがあったのですが、コロナウイルスの流行ですべて止まってしまいました。
何があろうと、起きようと、時間だけは確実に流れていきます。
「今は一瞬で過去になります」
時間の流れをリアルに感じる一瞬があります。
私はつまらないニュース・・思いながらも、気がつくと⌘Rでヤフーニュースをリロードしています。
Skype授業が続けて3本あると、3時間の時が過ぎます。
授業終了後、一息ついてリロードすると、すべてのニュースが更新されています。
授業に集中している間に時間が3時間流れているのです。
この瞬間がとても面白い。
さて、この文章の流れからすると、「一瞬も無駄にならないように、一生懸命・・・」となるのですが、今の私は違います。
時間に逆らうこと無く自然体で出来ることをやるだけです。
ここ数日落ち込んでいたガーさんですが、今、故郷に持っていく荷物の整理をしながら鼻歌を歌っています。
水浸しになった実家に行くのは辛いと思いますが、頑張っている両親や娘たちに会えるので嬉しいのでしょう。
ガーさんは田舎で頑張る間、私もハノイで一生懸命頑張らなくてはいけません!
あっ!
頑張るって言っちゃった・・・