ひっさしぶりに風邪をひく。
『ひっさしぶり』等と言う日本語は無いかもしれません。
でも、
「思い切り」より「思いっ切り」
「飛び切り」より「飛びっ切り」
の真似をすると、「ひっさしぶり」です。
本当にひっさしぶりに風邪をひきました。
現在、地球規模でこんな状態ですからね。
単なる風邪でも世間の目はとても複雑なのです。
熱も無いし、咳も出ないので、間違いなく「風邪」でしょう。
生活の中で外出するのは学校に行く時だけです。
それもバイクです。
バイクに乗る度、ハノイの汚染された空気には、辟易させられますが3密とは無縁です。
学校だって安全です。
生徒たちは一切の外出を禁止されているのです。
学校の敷地から一歩も外に出て出ることはありません。
ベトナムに来て4年10か月ほど経過しますが、日本にいた時より圧倒的に風邪をひく回数が少なくなりました。
理由は幾つか考えられます。
「日本の様な本格的な冬がない」
ハノイの冬もそこそこ気温が下がりますが、一桁台まで下がる事は稀です。
インフルエンザの流行もありません。
私の勘違いでは無いと思いますが、ベトナム人の「くしゃみ」や「咳」は滅多にお目にかかれません。
ベトナムに住んでいる方・・・そう思いませんか・・・
でも、一番の理由はストレスから開放されたからでしょう。
「のほほん」とした生活なので、風邪も寄ってこないのでしょう。
さて、金曜日は約4か月振りの授業でした。
個人的に日本語の聴解力アップに必要なのは「アクセント」だと思っています。
正しく聞き取ることが出来れば、100%でなくても日本語が理解出来ます。
朝から各クラスに入り、「アクセント」を重点的に練習します。
毎日、Skypeの授業でたっぷりと会話をしていますが、教室では声を張り上げる必要があります。
6時間連続の授業で喉が・・・
既に多少風邪気味だったのでしょうね。
退社する頃にはすっかり風邪ひきモード突入です。
アパートに帰り、ガーさんに「風邪をひいた」とかすれた声で話します。
「えっ!」
一瞬で部屋の端まで逃げます。
この女性は超ビビリなのです。
彼女の中では「風邪=コロナ」なのでしょうね。
熱もないし、咳もないから大丈夫だと言うのに信用しません。
「病院に行こう!」との事ですが、市中感染が広がり始めたハノイで病院に行きたく無いですね。
大した事ないと言っても、体はダルいのです。
早めにベッドに入り、12時間爆睡です。
ガーさんはと言えば、心配であまり眠れなかったそうです。
「ダイジョブ」って言っているのに。
夜中に何回もガーさんが頭に手を当ててくれます。(熱のチェックね)
一般的には額なのですが、私の場合は圧倒的に面積が広い頭の方が分かりやすいのです。
彼女からすると「お爺ちゃんの介抱」なのでしょうか。
本当に優しいのです。
朝から紫蘇の葉がたくさん入ったお粥を作ってくれました。
食欲はあるので、丼一杯軽く平らげます。
私がベトナムで心からリラックスして生活出来るのは彼女がいるからです。
さて、ハノイもここ数日、最高気温が35度を超えています。
さっさと風邪を治して、ハノイの夏を楽しまなくてはいけませんね。
このブログを書いている現在、ほぼ治り、筋トレがしたくてウズウズしています。
ガーさんの許可は絶対に出ないと思います。